『Dead Cells』の影響受ける剣x銃アクション『Foregone』Epic Gamesストアにて早期アクセス販売開始
インディースタジオのBig Blue Bubbleは2月28日、2Dアクションゲーム『Foregone』の早期アクセス販売をEpic Gamesストアにて開始した。価格は2580円。
『Foregone』の舞台となるのは、科学研究の最先端の地として栄えた広大な街Calagan。かつて、その技術を狙う敵対勢力の侵攻を受け、Calaganの技術者らはArbiterと呼ばれる戦士を作り出し、長きにわたる戦争を乗り越える。しかし、Harrowなる呪われた軍勢の襲来によって街はふたたび脅威にさらされることとなり、ArbiterはHarrowの根源を突き止めるため派遣される。
本作にてプレイヤーはArbiterである女性戦士となり、横スクロールアクションにてCalaganのある世界を探索。森や遺跡、集落、あるいは工場や城のような場所などさまざまな環境を進む。基本的には一本道だが、閉ざされた扉を解除するためのスイッチを探したり、隠しエリアが存在するなど探索要素がある。
ステージには、Harrowの兵士や異形のモンスターがおり、兵士は近接武器や銃器を扱い、モンスターは噛み付いてきたり毒を吐くなどして攻撃。またタレットなどの設置兵器も登場し、その先には強大なボスも待ち受ける。これに対して、さまざま入手できる武器やアビリティを駆使して立ち向かうのだ。アビリティはゲームの進捗に合わせて獲得でき、体力回復や敵への攻撃や防御に使えるものなどを、同時に2つまで装備可能。敵を倒して溜めたゲージを消費して発動する。
Arbiterは、初期装備としてショートソードとピストルを装備し、近接・遠距離攻撃の出し分けが可能。防御手段となる装備はないため、敵の攻撃の予備動作を見極め、スライディングにて背後に回り込んで斬りつけたり、遠距離から仕留めよう。敵を倒すと、お金や銃弾、体力回復アイテム、スキルポイントをランダムでドロップする。
敵は装備品をドロップすることも。たとえば近接武器であれば大剣やダガーなどがあり、一方の遠距離武器にはショットガンや弓矢などが登場。それぞれ独自の性能と攻撃モーションを持つ。そのほか、アーマーや指輪、紋章といった装備品も存在する。
こうした装備品は頻繁に入手できるが、たとえば攻撃力アップや体力アップ、あるいはクリティカル率アップ、敵に与える状態異常確率アップなど、同じ装備品でも付加される効果が異なるため、性能やプレイスタイルに合わせて取捨選択していくと良いだろう。インベントリの容量は限られており、不要なものは捨てることもできる。
*PAX West 2019に出展されたデモの映像。現在とはシステムやUIが一部異なるが、ゲームプレイの流れは掴める。
ゲーム序盤では拠点ともいうべき場所を訪れる。敵に倒され死んだ場合は、お金やスキルポイントを一定値失った上でここに戻され、またステージ内に点在する転送装置から任意に戻ることもできる。拠点では、お金を消費して武器の攻撃力を引き上げるなど、装備品のアップグレードが可能。また、不要な装備品を換金することもできる。ステージ内で捨てるくらいなら、拠点で整理した方がお得ということだ。
また、スキルツリーも存在する。スキルには、たとえば攻撃力や攻撃スピードを引き上げたり、あるいは敵を倒した際に体力回復アイテムをドロップする確率であったり、攻撃を受けた際に敵に状態異常を与える確率を引き上げたりなど、主人公Arbiterの基本性能を引き上げるものがあり、かなり豊富に用意されている。ただ、スキルツリーにはルートの選択が求められる部分があるため、どれをアンロックするのかは慎重に判断したい。
本作は、『Dead Cells』などから影響を受けて制作されているそうで、ローグライクではないものの、スピード感のある2Dアクションと歯ごたえあるゲームプレイは、確かに同作に近いものがある。何度も死にながら敵の攻撃パターンを学び、そしてステージと拠点を行き来してアップグレードを繰り返しながら、少しずつ物語を紐解いていくのだ。その中では、最大の脅威であるHarrowにまつわる、掘り起こすべきでない忌まわしき記憶にも触れることになるという。
『Foregone』は、Epic GamesストアにてPC版が早期アクセス販売中。現時点ではロードマップは公開されていないが、これからコンテンツの充実とゲームプレイの改善が進められていくことだろう。Steamでは2021年発売予定とされており、おそらく正式リリースを待つことになると思われる。また、Nintendo Switchなど各コンソール向けにも、いずれリリースする計画とのことだ。