ローファイ・オープンワールドACT『SLUDGE LIFE』PC/Nintendo Switch向けに発表。日本語に対応し今春発売へ


パブリッシャーのDevolver Digitalは2月27日、『SLUDGE LIFE』をPC/Nintendo Switch向けに発表した。2020年春発売予定で、日本語版も同時リリースに向けて準備中とのこと。本作は、『HIGH HELL』や『Heavy Bullets』を手がけたTerri Vellmann氏とラッパー/プロデューサーDoseone氏がふたたびタッグを組んで制作するオープンワールド・アクションゲームだ。

『SLUDGE LIFE』の舞台となるのは、ヘドロで覆われ世界に浮かぶ小さな島。プレイヤーは新進気鋭のタガー、いわゆるストリートグラフィティアーティストのGHOSTとなり、オープンワールドの島を探索する。自身をグラフィティ・エリートだと主張するGHOSTは、あらゆる壁にタギングし落書きすることが可能。島にはほかのタガーもおり、交流することもできるようだ。

本作のゲームプレイは、プレイヤーの好奇心と自由意志だけをモチベーションにしているとのこと。風変わりな人々を見つけては話しかけたり、バスケットボールをプレイしたり、あるいは奇妙な生き物を発見して写真に収めたり、ガラクタを盗んだり、またタバコを吸って真っ黒な煙をモクモク吐き出したりと、自由気ままに楽しむことができる。トイレに行って小便をしても良いし、オナラをしたいなら専用ボタンが用意されている。ノートPCにアプリをインストールすれば、つまらないゲーム内ゲームで無駄な時間を過ごすことも可能だ。

出会える人々はみな個性的で、また解像度が低くローファイなエフェクトのかかったビジュアルも相まって、島の環境は独特な魅力を放っている。ただ、本作ではこの世界をあてもなくただ探索するだけなのかというと、そうでもないようだ。トレイラーに登場するあるキャラクターは、「このクソみたいな世界は、崩壊に向かっている気がしないか?」とGHOSTに語りかけており、この汚染された島には何らかの謎が秘められているようだ。

この島は、ヘドロのポンプ会社GLUGが幅を利かせており、同社への抗議運動をする人々がいることから嫌われ者であることがうかがえる。プレイヤーは、このポンプ会社に忍び込むことで“脱出方法”を探ることができるとのことで、これが本作における大きな目標に関係しているのかもしれない。そして、最終的には3つの異なるエンディングのひとつに辿り着くという。

『SLUDGE LIFE』は、PC(Epic Gamesストア)およびNintendo Switch向けに2020年春に発売予定だ。ちなみに、本作の公式サイトはトレイラーの中で見られたPCのデスクトップを模したデザインになっており、オリジナルグッズも販売している。興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。