バンダイナムコエンターテインメントとSupermassive Gamesは2月27日、『The Dark Pictures Anthology: Little Hope』(以下、Little Hope)を今夏にリリースすることを発表した。同作はホラーアドベンチャーゲーム『Until Dawn』で知られるSupermassive Gamesの新作。ホラーアンソロジー「The Dark Pictures Anthology」の第2弾という位置付けであり、第1弾の『Man of Medan』とは異なるテイストのホラー体験が待っている。
*動画の前半は1作目『Man of Medan』をプレイした動画配信者たちのリアクション。『Little Hope』の映像は2分03秒〜から。内容は『Man of Medan』に収録されていたティザー映像と同じ
ひとえにホラーといっても、さまざまなサブジャンルが存在する。Supermassive Gamesが手がける「The Dark Pictures Anthology」は、プレイヤーの選択により展開が枝分かれしていく「ブランチング」ストーリー構造と、シネマティックな視聴覚演出という共通項を残しつつ、作品ごとに異なるサブジャンルを題材にした物語を描くというコンセプトの作品集だ。シングルプレイだけでなく、オンラインCo-opの「Shared Story」とローカルCo-opの「Movie Night」モードが搭載されている点も同シリーズの特徴である。
「The Dark Pictures Anthology」1作目となった『Man of Medan』(2019年8月発売)では、とある目的のもと、休日のダイビング旅行へと繰り出した若者5人に災難が降りかかる。南太平洋に浮かぶ謎の難破船に迷い込んだ主人公たちは、次から次へと原因不明の怪奇現象に襲われることに。各キャラクターを操作して船内を探索する中で、各自がくだす決断、船内で仕入れた情報、そしてQTE(クイックタイムイベント)の成否に応じて、物語の展開が変化。プレイヤーの選択次第で各キャラクターの関係性や生死が決まっていく。マルチエンドがもたらすリプレイ性があるほか、シングルプレイとマルチプレイとで違った楽しみ方ができるホラーアドベンチャーゲームであった。
そして『Little Hope』では、人里離れた米国の町「Little Hope」で孤立した4人の大学生と、学生らの教授が、悪夢のような町からの脱出を目指す。どこまでいっても見通せない霧に包まれた中で、学生たちを執拗に追いまわす得体のしれない存在。主人公たちは逃げ惑いつつも、脱出方法を探すべく、呪われた町を探索することになる。
「Little Hope」は17世紀に魔女裁判が起きた呪われた町。いったいこの地の歴史と、主人公たちが経験する不可解な出来事とはどう関連しているのだろうか。そして主人公たちは、無事に「Little Hope」から抜け出せるのだろうか。前作同様、シングルプレイとオンライン/オフラインのCo-opに対応。オフラインCo-opでは、各キャラクターを別々のプレイヤーが操作することで、最大5人で遊べるとのこと。
『Little Hope』は2020年夏発売予定。対応プラットフォームはPCおよびPlayStation 4/Xbox Oneとなっている。前作『Man of Medan』は日本語に対応していたことから、『Little Hope』に関しても日本語ローカライズが期待できそうだ。