パブリッシャーのHeadup Gamesは2月26日、『Rigid Force Redux』を発表した。本作は、ドイツのインディースタジオcom8com1 Softwareが開発する横スクロールシューティングゲーム。2018年にSteam向けにリリースされた『Rigid Force Alpha』の続編となる。なお対応プラットフォームはNintendo Switch/Xbox Oneが、発売時期は2020年内のリリースが予定されている。
『Rigid Force Redux』は、クラシカルなスタイルを踏襲する横スクロールシューティングゲームだ。宇宙空間や危険な惑星を舞台に、戦闘機ひとつで敵の大群に立ち向かう。頼れるものは自機に装着されたウェポンのみ。エネルギー弾を発射して、敵の猛攻をかいくぐるのだ。またステージ内に出現するエネルギーオーブを溜めることで、強力な一撃を放つことも可能。敵の一斉掃射やボスへの与ダメージにおいて、重要な攻撃手段となるだろう。
全6ステージで待ち構える敵・ボスは、メカニカルな戦闘機から不気味なクリーチャーまでさまざま。巨大なガンシップやレーザー兵器、果てはエイリアンとの戦いも用意されているという。公開されたトレイラーには禍々しい植物型モンスターも映されており、ステージごとに熾烈かつユニークな戦闘が楽しめそうだ。また本作には、大型ボスのほかに中ボスも登場するとのこと。道中においても気の抜けないプレイが求められそうだ。
こうした敵やボスたちに挑むには、装備の調整も必要となるだろう。本作でプレイヤーが操作する自機は、ゲームを進めることでアップグレード可能。さらにメイン武器のほかに、フォースシャードと呼ばれるサブ武器も装着できるという。武器の種類については複数用意されているようで、トレイラーからもその一部が確認できる。鮮やかグラフィックと相まって、いずれの武器も派手なエフェクトが目を引く。
前述した要素の数々を伺う限り、本作では横スクロールシューティングにおける基本的なポイントは網羅されていると言えるだろう。そして本作の特徴として、モダンな3Dグラフィックスと古典的なゲームプレイの融合が掲げられている。歯ごたえのある難易度やシンプルな操作感といったアーケードシューティングのエッセンスを取り入れつつも、派手な演出やスタイリッシュなシンセウェーブ音楽がゲームプレイを彩るようだ。
ほかにも本作には、通常のゲームモードのほかにアーケードモードやボスラッシュモードなども用意されているという。またリーダーボードや実績も実装されるとのことで、ハイスコアを目指したやり込み要素にも期待できる。くわえて難易度については、初心者向けのレベルも選択可能とのこと。『R-TYPE』や『グラディウス』のような往年の名作シューティングゲームに触れたことのあるプレイヤーから、この手のジャンルが初めてのプレイヤーまで、全員が楽しめる裾野の広いシューティングゲームとなるそうだ。
ちなみに『Rigid Force Redux』を開発するcom8com1 Softwareは、冒頭にも述べたとおり2018年にもSFシューティングゲーム『Rigid Force Alpha』をリリースしている。こちらの作品においてもレトロなゲームプレイと鮮やかな演出の融合が図られており、スタイリッシュで歯ごたえのあるシューティングが楽しめる内容となっている。そこで培ったエッセンスは、最新作である『Rigid Force Redux』にも受け継がれることだろう。シューティング好きな同スタジオがおくる第2作目に期待しておこう。