プラチナゲームズは2月27日、『The Wonderful 101: Remastered』の国内における一般発売日を2020年6月11日に決定した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PS4/Steam。価格はパッケージ版が4980円(税別)、ダウンロード版が3980円(税別)となっている。
『The Wonderful 101: Remastered』は、プラチナゲームズが開発し、任天堂よりWii U向けに2013年に発売されたヒーローアクションゲーム。この度、任天堂の許諾を得て、プラチナゲームズがセルフ・パブリッシングを行うこととなった。『The Wonderful 101: Remastered』では、宇宙からの強大な侵略者ゲスジャークから地球を守るため、世界各地の特別な能力を持つ100人のヒーロー軍団であるワンダフル・ワンダブルオーが立ち上がる。年齢・性別・性格が異なる個性溢れるヒーローたちの出会い、衝突、そして熱い友情の物語が描かれる。
本作の特徴は、数多くのヒーローで構成されるチーム全体を自由に操作できる「ユナイト・アクション」にある。隊員それぞれが攻撃するチームアタックのほか、ヒーローたちが合体して巨大な兵器を形成する「ユナイト・モーフ」を搭載。巨大な拳で敵を殴りつけるユナイト・ハンドや敵を切りつけるユナイト・ソード。遠距離戦を得意とするユナイト・ガン、圧倒的な破壊力を持つユナイト・ハンマーなど数多くの変形フォームが用意されている。それぞれのフォームを用いて高い壁を登ったり、ハンドルを回したりと、ステージ上のギミックを解いていく要素も。また、街のいたるところに潜んでいる隊員たちを見つけ、チームを次々と強化していけるのも魅力の一つだ。
本作のオリジナル版となるWii U版の『The Wonderful 101』は、神谷英樹氏がディレクションを務めており、プラチナゲームズらしいアクションの爽快感や斬新なアイデアに溢れていた。しかしながら今回公開された神谷氏のメッセージによると、残念ながら作品への評価を多く集めるには至らず、商業的には想定した結果を出すことができなかったようだ。その評価を再び問うべく、2月4日より本作のKickstarterキャンペーンを開始。2月27日時点で、目標金額を大きく超える約2億円もの資金が、2万7000人を超えるバッカーにより寄せられている。
そんな本作は神谷氏監修のもと、メニュー配置やポップアップテキストの表示、プラットフォームに合わせた操作性など、遊びやすさと分かりやすさを広げるべく数々の要素を改善・調整。そのほか、タイムアタックモードや「Luka’s First Mission」と称する横スクロールのアドベンチャーモードの追加、現行機に合わせた画質やフレームレートの高品質化も施され、“プラチナ魂”が込められた作品になるようだ。
なお、本作のパッケージ版には、初回限定特典としてスペシャルステッカーが同梱されるようだ。また、前述のKickstarterキャンペーンは3月7日5時まで受け付けており、支援額によって、本作のパッケージ・ダウンロード版、サウンドトラック、神谷氏からTwitterアカウントを“ブロックしてもらえる”特別な権利など、さまざまな特典が用意されている。同作およびプラチナゲームズのファンはKickstarterページを覗いてみるといいだろう。
『The Wonderful 101: Remastered』は、Nintendo Switch/PS4/Steamにて2020年6月11日に発売予定。