パブリッシャーのTHQ Nordicは2月19日、西部劇ステルスゲーム『Desperados III』の最新トレイラーを公開した。また、本作は当初2019年内発売予定とされ、のちに延期されていたが、2020年夏に発売予定であることが今回案内されている。
本作は、RTS『Commandos』の流れを汲む『Desperados』シリーズの最新作。2001年発売のシリーズ1作目『Desperados: Wanted Dead or Alive』の前日譚として、同じく『Commandos』の影響を受ける『Shadow Tactics: Blades of the Shogun』を手がけたMimimi Gamesが開発している。
『Desperados III』では、1870年代の西部開拓時代のアメリカとメキシコを舞台に、ガンマンであり賞金稼ぎの主人公John Cooperが過去に犯した過ちを清算するため、仲間と共にコロラドからニューメキシコまでの旅をおこなう。その中では数々のミッションに挑戦することとなり、Cooperを含め5人のプレイアブルキャラクターが登場。今回公開されたトレイラーでは、その内のひとり「Doc McCoy」が紹介されている。
McCoyはイギリスで医学を学んだのち、アメリカに渡り南北戦争に医者として参加。そこで戦争の恐ろしさと無益さに耐えきれなくなった彼は殺し屋へと転身し、やがてCooperと行動を共にすることになる。トレイラーでは、長銃身のコルト・バントライン・スペシャルを愛用する狙撃手としての一面を見せるほか、医学の知識を活かして敵を状態異常にしたり、味方の治療をおこなう様子が見られる。また薬品を投げつけたり、同じく薬品の入った道具鞄で敵の注意を引くなど、McCoyならではのアクションが確認できる。
本作では、これまでのシリーズ作には登場しなかった新キャラクターIsabelle Moreauの紹介トレイラーも以前公開されている。彼女はニューオリンズ出身のブードゥー呪術師。敵を操って同士討ちをさせたり、2人の敵をリンクさせ、片方を殺すともう片方も死ぬといった不思議な能力を持つ。本作のミッション攻略においては、敵の行動パターンや視界に注意を払いながら、このようにそれぞれのキャラクターたちが持つ能力を活かした戦略と連携がカギとなる。また、アイデア次第で幅広い攻略が可能な点も本作の特徴だ。
『Desperados III』は、PC(Steam)およびPS4/Xbox One向けに今夏発売予定。現時点では、日本語への対応予定およびコンソール版の国内発売については明らかでない。ただ、開発元Mimimi Gamesの前作であり同ジャンルの『Shadow Tactics』は日本語にも対応して好評を博し、また販売元THQ Nordicは昨年10月に日本に進出しているため、本作の国内展開にも期待したいところである。