Epic Gamesは2月21日、Epic Gamesストアにて『アサシン クリード シンジケート』および『Faeria』の無料配布を開始した。無料配布期間は、2月28日1時まで。期間中にストアページから入手すればライブラリに追加され、以降はいつでもプレイできる。なお、両タイトルともに日本語にも対応している。
『アサシン クリード シンジケート』は、2015年にUbisoftが発売したシリーズ9作目となるオープンワールドのステルスアクションADV。1868年、産業革命によって人々の暮らしが大きく変化し、資本主義の時代が到来したロンドンが舞台。貧富の格差に苦しむ多くの労働者たちの運命を変えるべく、その社会構造を造りあげたテンプル騎士団を打ち破るため、二人のアサシンが立ち上がる。
本作は、双子の弟ジェイコブと姉エヴィーが主人公。メインミッションは、物語に沿っていずれかを操作して進行していく。その他のサイドミッションや探索中は、近接戦闘を得意とするジェイコブ、ステルスや暗殺を得意とするエヴィー、それぞれのシーンに応じて自由に切り替えることが可能だ。近代を舞台にした世界では、ブラスナックル・リボルバー・電気爆弾といった技術の進歩に伴った武器が登場する。また、シリーズ伝統装備アサシン・ブレードには、新たなギミックとなるロープランチャーが内蔵され、シリーズ屈指の高所へのスムーズな移動を実現している。
ゲーム内では、近代ロンドンの広大な街並みが美麗なグラフィックで忠実に再現されている。ビッグベンやバッキンガム宮殿といった建築物を眺めたり、馬車・蒸気機関車・蒸気船などの交通機関を利用し、自由に散策することも可能だ。なお、各地には宿敵であるテンプル騎士団の息のかかったブライターズと称するギャング団が存在する。ブライターズには、自身のギャング団となるルークスを組織し、メンバーの強化や勢力を拡大して対抗していこう。
もう一方の『Faeria』は、Abrakam SAが開発したボードゲームの要素を取り入れたストラテジーカードゲーム。各プレイヤーは神(ゴッド)となり、31マスに区切られた盤面に土地を創造。カードデッキから自身の土地にクリーチャーを召喚していき、ターン制のバトルを行う。クリーチャーなどで対戦相手に直接攻撃し、ライフを先に削りきったプレイヤーの勝利となる。
本作には、カードの他にパワーホイールというシステムが存在する。このシステムは、土地を創造する、カードを追加でドローする、コストとなるマナ(フェアリア)を追加で獲得するといった行動のなかから、毎ターン1つだけ自由に選択できるものだ。また、盤面上には井戸というギミックが存在し、クリーチャーを隣接させることで追加のマナを獲得することができる。このように、ボードゲームとカードゲームの要素を組み合わせ、独自のシステムや固有ギミックを織り交ぜることで、プレイヤーの選択の幅を多様に広げ、一際奥深い戦略性が味わえるようになっている。
本作は、CPU戦や対人戦のほか、詰め将棋のようなパズルや協力ミッションといったモードが収録されている。本格的なカードゲームに興味のある方は、これを機会に触れてみるのもいいだろう。
なお、次週の無料配布タイトルは、重力が逆転した世界を探索するフライトゲーム『InnerSpace』となっている。