中世戦争RPG『Mount & Blade II: Bannerlord』3月31日に早期アクセス配信開始へ。将来的な日本語対応も予定

TaleWorlds Entertainmentは2月20日、『Mount & Blade II: Bannerlord』のSteam早期アクセス配信を3月31日より開始すると発表した。将来的には多言語に対応する予定となっており、日本語の実装も予定されている。早期アクセスの期間は1年が想定されているとのこと。

TaleWorlds Entertainmentは2月20日、『Mount & Blade II: Bannerlord』のSteam早期アクセス配信を3月31日より開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、価格は49.99ドル。正式リリース後も価格は変更しないそうだ。また早期アクセス開始当初は英語のみの対応になるが、将来的には多言語に対応する予定となっており、日本語の実装も予定されている。早期アクセスの期間は1年が想定されているとのこと。

『Mount & Blade II: Bannerlord』は、中世を舞台とした人気RPG『Mount & Blade』の続編。プレイヤーはカルラディアと呼ばれる広大な世界で、攻城兵器を用いて要塞を攻めたり、権力を求め熾烈な戦いに身を投じたり、さらには犯罪組織を設立したりと、自分なりの生き方を選んでいく。こうした自由の高さや、中世の戦争の攻城戦をダイナミックに演出戦闘などが好評を博し、人気タイトルの仲間入りを果たしたシリーズだ。

続編ではこうした前作の魅力を継承しつつ、ビジュアルは大幅パワーアップ。表示できるユニット数が追加されるなど、大規模な攻城戦が描かれる。武器数増加や戦闘の深化はもちろんのこと、野盗などを討伐することで外交を有利にできる影響力ポイントや、領主の持ち込んだ資源が軍全体に行き渡る資源の分配システムといった新要素も導入されている。そのほかにもさまざまな新要素が登場しており、着実な進化を遂げる続編として開発が進められている。

早期アクセス版においては、シングルプレイでは以下のような要素が実装されるという:

• キャラクター作製システムで自分のキャラクターを作ることができる
• カルラディアの大陸を探検
• ウォーバンド部隊を召集
• 大規模の戦闘で広範な指令システムと使いやすいスキルベースの戦闘指揮システムを使い、部隊を指揮しながら戦う
• 開拓地を奇襲攻撃
• 敵の町や城を包囲して占拠
• 奥深い経済システムでアイテムや商品を取引
• 政治や外交に取り組む
• クランを管理
• 開拓地をアップグレード・管理
• 部隊を召集して戦争をしかける

一方で、ゲームコントローラーの完全サポート、スキルやパークの効果、作製、包囲攻撃の要素、そしてクランや軍隊、王国の管理といった要素は未完成とのこと。マルチプレイについても、いくつかのモードは実装されており、今後はランクマッチなどを追加していくそうだ。

早期アクセス配信に際してTaleWorlds Entertainmentは、自分たちが早期アクセス配信の先駆けであり、こうした開発のやり方を熟知しているとコメント。コミュニティの声を聞きながら慎重にバランスを調整し、コンテンツを追加し、正式リリースを果たしたいと意気込んでいる。2012年に発表され、7年以上熟成されていた作品であるだけに、スタジオとしての本気度を感じさせる。またこれまでのシリーズは公式な日本語対応はなかったため、将来的な日本語対応告知も喜ばしいだろう。

『Mount & Blade II: Bannerlord』は、SteamおよびEpic Gamesストアにて3月31日早期アクセス配信予定だ。

【UPDATE 2020/2/20 19:00】
TaleWorlds Entertainmentは、『Mount & Blade II: Bannerlord』の日本語についての、弊誌の問い合わせに回答。早期アクセス期間中に日本語に対応するのは確かであるとコメントした。いつ実装できるかは現時点では言えないとしながら、シリーズの日本人ユーザーは多く、日本ユーザーを重要視していると語り、できるだけ早く日本語に対応できるように最善を尽くすと回答した。

日本人ユーザーを重要視している、というのはなかなか心強い言葉。まず早期アクセス版を購入し、英語を読み解きながら日本語対応を待っておこう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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