デッキアクションRPG『One Step From Eden』Nintendo Switch/Steam向けについに3月26日発売へ。『エグゼ』の戦闘で着想を得た高速バトル

Maple Whisperingは、『One Step From Eden』を2020年3月26日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはNintendo SwitchおよびSteam。『One Step From Eden』は、『ロックマンエグゼ』の戦闘に着想を得た高速・ローグライト・デッキRPGだ。

パブリッシャーのHumble BundleおよびMaple Whisperingは、『One Step From Eden』を2020年3月26日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはNintendo SwitchおよびSteam。日本語に対応しているほか、国内Nintendo Switch向けの発売を予定。公式アカウントによると、国内Nintendo Switch版は同日(3月26日)リリースを予定しているとのこと。

『One Step From Eden』は、デッキ構築型のアクションRPG。プレイヤーは戦争によって崩壊し、荒涼し尽くした世界で過酷な戦いを生き抜き、最後の希望とされるEdenへの到達を目指す。

本作のバトルフィールドはグリッド式になっており、4×4マスの自陣・敵陣に分かれている。リアルタイムに進行するハイテンポな戦闘で、自陣にマーカー表示される敵の熾烈な攻撃を縦横無尽にかいくぐりながら、通常攻撃となるショットやより強力なスペルを用いて敵を撃破していく。キャラクターが使用できるスペルはカードデッキ形式になっており、手札にあるスペルを使用すると消費され、デッキ内の新たなスペルがドローされて手札に加わる仕組み。デッキ内の全てのスペルを消費、もしくは任意のタイミングでシャッフルすることで、使用したスペルを再利用することができる。各スペルは、それぞれに設定されたマナを消費して発動するため、時間経過で回復するマナの残量も意識する必要があるだろう。

戦闘に勝利すると、報酬として表示された3つのスペルのなかから、好きなものを1つだけ獲得することができる。戦闘を重ね、プレイスタイルに沿ったデッキへと強化していくことが本作の戦闘における醍醐味となる。マップは自動生成になっており、戦闘終了時に3つのルートのなかから1つを選択して進んでいく。ルートのなかには、バトルエリアのほか、体力回復エリアやショップなどが存在するようだ。ショップでは、デッキの強化・削除を行えるほか、新たなスペルやアーティファクトの購入などが可能。アーティファクトには、最大マナを増加させたり、特定のスペルに相乗効果をもたらすものなど、さまざまな種類が存在する。本作にはレベルの概念があり、レベルアップの際に入手することもできる。マップやカード、敵との遭遇におけるランダム性が強いほか、戦闘に敗れればゲームオーバーで最初からリスタートすることになるなど、ローグライトな要素が盛り込まれている。

このように、本作は『ロックマンエグゼ』シリーズや『Slay the Spire』に強く影響を受けており、戦闘中の位置取りやデッキの選別・圧縮による戦略が重要になる。『ロックマンエグゼ』シリーズのようなマップ移動や厚いストーリーラインは存在しないものの、道中で出会ったキャラクターと友情を築いて共に戦うか、あるいは敵対・破壊するのか、後の運命に大きく左右する選択を決断する場面もあるようだ。スピーディーで激しさの増した戦闘は、敵の攻撃を見極め、臨機応変にスペルを駆使していく必要があり、難易度は高めに感じる。それゆえに、敵の弾幕を華麗に避けきった時の爽快感や、デッキ戦略が功を奏した時の達成感は格別のものだ。

本作には、250種類以上のスペルや150種類以上のアイテムが用意されている。また、9種類のプレイアブルキャラクターや12種類以上の進化するボスが登場。キャラクター変更や繰り返しプレイすることで、また違った展開を味わえるものになっているだろう。さらに、ローカル環境での対戦や協力プレイも用意されている。

本作の開発を手がけたのはThomas Moon Kang氏。PayPalでUI/UXデザイナーとして働く傍らで(現在は退社)、ゲーム制作に励んできたようだ。また作曲には、『BLUE REVOLVER DOUBLE ACTION』や『Maiden and Spell』の楽曲制作など、はがね名義で活躍している早瀬圭佑氏も参加している。
【UPDATE 2020/2/19 11:10】
はがね氏の名前について修正

『One Step From Eden』は2020年3月26日にNintendo SwitchおよびSteamにて発売予定。

※ 日本語は実装済み

Tetsuya Yoshimoto
Tetsuya Yoshimoto

ニュース担当。国内を中心に日々トレンドを探求しています。新しいものや可愛いものが好き。

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