Ubisoftは2月17日、『レインボーシックス シージ』におけるYEAR5およびYEAR6のロードマップを公開した。今年度から来年度にかけて追加予定の各種コンテンツや、イベントなどの概要が判明した形だ。また、オペレーターの調整や今後導入される新システムの内容についても明らかとなった。
まずYEAR5の内容に触れていこう。シーズン1では、新オペレーターとしてIanaとOryxが参戦。マップには、リワークされたオレゴンが登場する(関連記事)。そして続くシーズン2においても、新規オペレーター2名とリワークマップが追加。オペレーターについては、ノルウェーと南アフリカからの参戦となるようだ。またマップには、リワークされた民家が登場。各部屋の模様が大幅に変更され、よりモダンな内装に。さらに、庭の高台にも手が加えられるようだ。
そしてシーズン3では、追加オペレーターが1人に。この方針転換はシーズン3以降のシーズンにおいても適用され、YEAR5シーズン4およびYEAR6の全シーズンについても、追加オペレーターの人数は1人のみとなるよう。代わりに、新たなゲームプレイを提供するコアシステムの導入・改変をシーズンごとにおこなっていくようだ。マップについては、シーズン3にて高層ビル、シーズン4では山荘にリワークが施される。
次にYEAR6の概要を見ていこう。大枠となる方針は、YEAR5シーズン3から引き継がれることに。全シーズンに渡り、1人のオペレーターと新システムが追加されていく。ただしマップについては、リワークマップが登場するとは現時点で明言されておらず、完全新規のフィールドが用意される可能性は高そうだ。なお、これまで挙げてきた全てのシーズンにおいて、新たなバトルパスと新規アーケードプレイリストの実装が予定されている。
今回YEAR5ならびにYEAR6のロードマップの公開とともに、アーケードプレイリストやオペレーターの調整、そして各種システムの追加・変更の詳細についても明かされた。アーケードプレイリストには、弾が1発のみのピストルで戦う「Golden Gun」の実装などが予定されている。こうした期間限定のモードについては、毎シーズン実施していくことを目指すとのことだ。
オペレーターの調整に関しては、ついにタチャンカの大幅強化が図られることとなる。大きな変更点として、固有ガジェットであった設置型LMGは、持ち運びながらの射撃が可能に。メイン武器枠に移動という形になるのだろう。さらに固有ガジェット枠として、グレネードランチャーが加わる。跳弾型の火薬を放ち、辺り一面を火の海にできるようだ。一方で、LMGに付けられていた防弾カバーは取り外されるとのこと。
システム面に関しては、味方との連携に必要なピンがグレードアップ。ガジェットにピンを立てると、そのガジェット固有のシンボルが表示されるように。味方が何を指し示しているのか、一目で分かるよう改良される。そして、セカンダリーガジェットに新たなデバイスが登場。攻撃側には補強壁ブリーチング用の新ガジェットが、防衛側には「接近アラーム」が追加されるという。名前のとおり、敵の接近を音で知らせる機能を有しているようだ。
さらに、現在ランクマッチおよびアンランクマッチに採用されているPick & Banシステムに、マップBANが加わる。これにてオペレーターとマップ、試合前における双方のBAN選択が可能となり、より戦略に深みがもたらされるだろう。また試合面においては、リプレイシステムが登場。俯瞰視点、あるいは各プレイヤーの主観視点で、過去の試合映像の視聴が可能に。上級者のみならず、改善点を把握したい初心者から中級者にとっても重要な機能となりそうだ。
以上が今後、実装・追加が予定されているコンテンツである。今回の発表は例年と異なり、YEAR5とYEAR6、2年分のロードマップが明かされた。これまでよりも、多岐に渡った内容だと言えるだろう。一方で、オペレーター追加人数の変更やシーズンごとのシステム変更など、ロードマップからは大きな方針転換も見られる。発表の中ではPS5/Xbox Series Xといった次世代機への対応についても言及されており、今後『レインボーシックス シージ』においては、今まで以上に激しい環境の変化が見られそうだ。
なおAsh向けのアイテムとして、『トゥームレイダー』の主人公「ララ・クロフト」をモチーフとしたエリートスキンも登場するようだ。本作のプレイヤーおよび、Ashファンの方はこちらも要チェックだ。