インディースタジオのBatterystaple Gamesは2月13日、2Dアクションゲーム『30XX』を発表した。対応プラットフォームはPCおよびコンソールで、2021年に発売する。
『30XX』は、2017年に正式リリースされた『20XX』の続編だ。前作は、『ロックマンX』シリーズの大ファンだった開発元Batterystaple Gamesの設立者Chris King氏が、『ロックマンX』スタイルのゲームプレイに、自動生成ステージやローグライク要素、2人協力マルチプレイなどを導入することを目指して開発した。
同作では、『ロックマンX』のエックスとゼロを彷彿させるニナとエースを主人公に、ダッシュや壁ジャンプなどのアクションを駆使してステージを進み、ニナはショットを、エースはブレードをメインの武器として敵ロボットを倒していく。死ぬと最初からやり直しとなる一方で、恒久的なアップグレード要素もあり、またデイリーチャレンジやボスラッシュなども用意。単なる『ロックマンX』風ゲームに終わらない要素を詰め込んだことでプレイヤーから好評を得た。
今回発表された続編『30XX』では、ニナとエースがふたたび地球の脅威となるロボットたちに立ち向かう。本作のニナには、パワーフュージョンと呼ばれるシステムが用意され、倒したボスから獲得するアビリティを合体させることが可能。一方のエースは、ブレードを使ったテクニックが拡張され、攻撃をコンボに繋げていけるように。いずれの新要素も、ステージのシチュエーションに応じて使い分けていくことになるという。
また、メモリアと呼ばれる新たなゲーム内通貨が登場。ゲームプレイを通じて獲得でき、キャラクターのアビリティの強化や、ステージ構成に変化を与えることなどに利用できるという。また、一定の基準を満たすと新たな難易度をアンロックできるとのことだ。
そのほか、ビジュアル面を一新し、よりリッチなグラフィックとなっている点も注目だろう。開発には、『ローグレガシー』や『Duelyst』『Chasm』などに携わったアニメーターGlauber Kotaki氏が参加している。また、本作のステージには8種類の新たなテーマが追加され、前作のように異なるボスが同じテーマのステージに登場することはないという。
今回の発表の中で開発者のChris King氏は、前作『20XX』では素晴らしい反響を得たと振り返る。同作は、これまでに50万本を超える売り上げを記録しているそうだ。ただ、まだまだ改善し拡張できるところはたくさんあると感じていたそうで、新作『30XX』では、このゲームジャンルが持つ底知れないポテンシャルを感じながら開発を進めていきたいとしている。
『30XX』は、PC(Steam)およびコンソール向けに2021年発売予定。Steamのストアページでは、前作同様日本語に対応する予定であることが確認できる。また、2月27日からアメリカ・ボストンで開催されるイベントPAX Eastにて、本作をプレイアブル出展するとのことだ。