メトロイドヴァニアACT『ScourgeBringer』早期アクセス販売開始。斬撃とショットで戦う、ガード無用のハイスピードアクション


パブリッシャーのDear Villagersは2月6日、『ScourgeBringer』の早期アクセス販売を開始した。対応プラットフォームはPCで、価格はSteam版が1520円、Microsoft Store版は1750円。共に2月14日までは、さらに10パーセントオフにて購入可能だ。なお、やや不自然な翻訳も散見されるが、ゲーム内は日本語表示に対応している。

『ScourgeBringer』は、フランスのインディースタジオFlying Oak Gamesが開発する、ローグライク要素のあるメトロイドヴァニア・アクションゲームだ。本作の世界は、どこからともなく現れた巨大なモノリスによってもたらされた災いによって破滅の危機を迎えている。残された人類は謎のモノリスの真実を求め、深淵と呼ばれる未知の世界への入り口を発見するも、調査に向かって帰還した者はいない。そこで、とある一族の最強の戦士である主人公のキラが、最後の希望として深淵へと派遣されることとなった。

本作のステージは、小さな部屋がいくつも組み合わさる形で構成されており、部屋の中にいる敵を一掃すると隣接する部屋への扉が開放される仕組み。訪れた部屋はマップに記される。部屋には古代の機械生物がおり、床や壁に沿って移動したり、空中を飛行するものなどさまざま。飛びかかって攻撃してくるものもいれば、弾を撃ってくるものもいる。

キラは刀をメインの武器としており、素早く振るう通常斬りのほか、ややモーションの大きい斬撃も可能。敵は攻撃の直前に「!」マークを出す予備動作を見せ、その際に大斬りをヒットさせると一定時間スタンさせられる。キラは基本的にガード手段を持っていないため、積極的に間合いを詰めて敵を怯ませることは、リスクもあるがかえって優位な状況を生むことに繋がるだろう。特に、一部の部屋に現れる中ボスや、ステージの大部分の部屋を探索した後に出会えるボスは激しい攻撃を繰り出してくるため、積極的に狙っていきたい。

そうしたバトルでのゲームプレイにおいては、キラの機動性の高さが特徴のひとつ。敵との間合いを一気に詰められるダッシュは空中でも可能で、あいだに斬撃を挟めばさらにダッシュできる。また、空中で通常斬りを連打すればゆっくりと下降するため、敵を何度も連続して斬りつけられる。敵に飛びかかって倒したら次の敵に向かってダッシュするなど、ハイスピードかつ流れるような立ち回りが可能なのだ。

また、キラにはコンパニオンキャラクターBLAST.32がついており、このロボットが撃つショットがもうひとつの武器となる。離れた敵を牽制したり、コンボに織り交ぜると良いだろう。弾数には制限があり、斬撃で敵を倒すとチャージされる。

ステージ内には商人のいる部屋もあり、ここでは体力回復アイテムや、弾薬上限アップ、弾薬チャージ速度アップ、新たなショット武器などを購入可能。お金は、倒した敵がドロップする紅い雫のアイテムだ。ショット武器は、連射速度の高いものや、射程は短いが火力の高いもの、あるいは広範囲に弾が飛散するタイプなどさまざま登場。ショップの品揃えはランダムのようだ。

道中で死んでしまった場合は、鐘鳴る木と呼ばれるスキルツリーのある場所へと転送される。スキルツリーでは、バトルを通じて入手したスキルポイントを消費して、体力の上限アップやショットの攻撃力アップといった基本ステータスをアップグレード可能。また、ダッシュで着地した際に衝撃波を発生させたり、大斬りで敵の弾をはじき返したり、あるいはコンボ数に応じてより多くの紅い雫をドロップするようになるなど、新たなアビリティも獲得できる。

ステージ内にも、コスト不要でアップグレードを入手できる血の祭壇と呼ばれる部屋が存在するが、こちらは死んだ際にリセットされ、スキルツリーの方は恒久的なものとなる。そして鐘鳴る木でキラを強化したら、ふたたび深淵の世界へと赴くのだ。最初のステージからやり直しとなり、部屋の構成もランダムに組み替えられる。

早期アクセス中である現時点では、ゲームメカニクスのコア部分についてはすべて実装されているとのこと。一方、ステージは3種類収録されており、正式リリース時には倍の6種類になる予定。その間にも、敵やボス、武器、スキル、イベント、ストーリー要素などを、継続的なアップデートによりさらに追加していく計画だそうだ。早期アクセス期間は6〜8か月程度を想定しているとのことで、本作のゲーム性ややりこみ要素を向上させていくため、プレイヤーにはフィードバックを寄せてほしいとしている。

ScourgeBringer』は、Steam(Windows/Mac/Linux)とMicrosoft Store(Windows 10)にて早期アクセス販売中。なお、正式リリース時にはコンソール版も発売予定となっている。