アトラスは2月6日、PlayStation 4及びNintendo Switchで発売予定の『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ(以下、P5S)』の体験版の配信を開始した。Nintendo Switch版の体験版は本日0時よりニンテンドーeショップからダウンロードが可能。PS4版についても、10時頃よりPlayStation Storeからダウンロードできる。本稿では、実際にNintendo Switch版の体験版をプレイした内容もふまえて紹介していく。
【UPDATE 2020/2/6 10:20】
PS4版の配信について追記
『P5S』は、『ペルソナ5』エンディングから半年後の夏休みを機に、再び集まった心の怪盗団が、異世界ジェイルで新たな事件に巻き込まれたことをきっかけに、キャンピングカーで日本各地を巡る世直しの旅に出ていく『ペルソナ5』の後日談作品(『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』後ではないので注意)。アトラスのペルソナチームがコーエーテクモゲームスのω-Forceとともに開発を手がける、シリーズ初のアクションRPGとなる。体験版では、約1時間に渡って本作の序盤に触れることができる。
イベントパートでは、『ペルソナ5』の世界観がじっくり堪能できるだろう。心の怪盗団のメンバー達が和気あいあいと語りあう純喫茶ルブラン、多くの若者で賑わう渋谷プチ公前といったお馴染みのロケーションや、スタイリッシュに洗練されたインタフェースは前作を踏襲。一方で、新たなキャラクターとなる謎のAI少女であるソフィアや事件を追う公安捜査官の長谷川善吉などが登場し、美麗で滑らかなアニメーションも随所に挿入され、新たなストーリーが描かれる。
一方のバトルパートは、ω-Forceが得意とする一騎当千アクションがベースとなっており、通常・特殊攻撃の組み合わせでコンボを繰り出すことができる。そして、シリーズ最大の特徴であるペルソナ召喚が可能。弱点属性となるペルソナスキルなどの攻撃で敵をダウンさせることができ、ダウン中には多くの敵を巻き込んで一掃することのできる総攻撃や、追撃の1MOREを仕掛けることができる。そのほか、前作でも活用の機会が多かった銃撃や、カバー状態から攻撃や移動に派生させるファントムムーヴ、スキルだけでなく一部の特殊攻撃も変化するペルソナチェンジなどが搭載され、シリーズらしいアクションに仕上がっている。なお、ゲーム難易度はメニューからいつでも変更することができるため、アクションが苦手なプレイヤーも安心して楽しめるだろう。
育成要素も充実しており、レベルアップによりステータスが増加するだけでなく、キャラクターを使い続けることで追加アクションが増え、戦い方の幅が広がっていくマスターアーツや、怪盗団全体を強化できる絆の力であるBAND、バトルなどで入手したペルソナをベルベットルームにて強化・合体することも可能だ。
『P5S』は2020年2月20日発売予定。通常版の価格は税別8800円、限定版は税別13800円にて販売される。先着購入特典には、歴代のペルソナシリーズのバトル曲を『P5S』の通常戦闘のBGMとして使用することができる「DLCペルソナシリーズバトルBGMセット」が付属される。製品版では、ジョーカー以外の仲間も操作できるほか、仙台・札幌・沖縄・大阪と戦いの舞台が広がっていく。体験版で一足先に壮大な後日談の序章に触れてみてはいかがだろうか。