『ポケットモンスター ソード・シールド』ストリンダー、キョダイマックス化。一方、ガラル地方の謎は深まる
株式会社ポケモンは2月5日、『ポケットモンスター ソード・シールド』の新情報を公開。同作から登場する新ポケモンであるストリンダーの、キョダイマックスのすがたを明らかにした。2月7日よりマックスレイドバトルにて登場するといい、『ポケットモンスター ソード』では、キョダイマックスした「ストリンダー(ハイなすがた)」と、『ポケットモンスター シールド』では、キョダイマックスした「ストリンダー(ローなすがた)」と出会うことができる。期間は3月9日8時59分まで。
本作では、ポケモンが巨大化するダイマックスなる要素が存在する。ダイマックスすると一部能力が強化されるほか、わざもダイマックス級になる。すべてのポケモンがダイマックスできるが、中にはダイマックスになることでキョダイマックスという形で、姿が変わるポケモンが存在する。キョダイマックスするポケモンたちは大きくなるだけでなく、より個性が際立った姿に変化するのだ。さらに、通常のダイマックスポケモンには使うことのできないキョダイマックスわざと呼ばれる、そのポケモン専用のダイマックスわざが使用可能となる。
『ポケットモンスター ソード・シールド』では、ゲームが発売されてからもキョダイマックスポケモンが導入されてきたが、次なるポケモンはストリンダー。でんき・どくタイプを持つパンクポケモンだ。エレズンから進化するわけだが、ストリンダーには2種類の型が存在する。ハイなすがたとローなすがた2つの種類に分けられるわけだ。進化条件は性格であるとされており、たとえばせいかくが「ゆうかん」「せっかち」などならハイなすがた、「てれや」「おくびょう」などならローなすがたに進化する。種族値などは一緒であるが、覚えるわざが違ったりする。かなり特殊でユニークなポケモンだ。
キョダイマックスについては、ハイ・ローともに同じデザインのストリンダーとなるようだ。体内に蓄積された電力と体液がほとばしり、極めて危険に。蓄えた電力を力任せに叩きつけるパンカー魂は、絶大な威力を誇るという。キョダイマックスわざは、キョダイカンデン。もともとのでんきわざが、キョダイマックスすることによりキョダイカンデンに変化する。相手にダメージを与えるだけでなく、相手ポケモン「全員」をどくまたはまひ状態にさせるという。どちらの状態になるかは不確定なようなので、やや使いづらさが目立つが、ダブルなどでは一発逆転を狙えるかもしれない。
なおこのキョダイマックスストリンダーについては、ガラル地方の伝承の面で注目を集めている。同作では各地に伝承が残っており、たとえばバウタウンの灯台のふもとには灯台を守ったとされる石像がある。こちらの形はストリンダーそっくり。今回公開されたキョダイマックスのストリンダーは、しっぽのシルエットがターフタウンの地上絵とそっくり。続々とストリンダー絡みの謎が増えていっていると、Twitterユーザー論める氏らは指摘している。
キョダイマックスが出現し、レイドバトルのコンテンツが増えたり戦闘における幅が広まるのも面白いが、こうした展開によってガラル地方の世界観が掘り下げられていくのも面白い。そしてそれらを指摘するユーザーの洞察力にも特筆すべきものがある。『ポケットモンスター ソード・シールド』の世界は、今後のアップデートやエキスパンションパスのリリースによって、さらに深化していきそうだ。