ヴァンパイアFPS『EVILVEVIL』発表。オンライン協力プレイにて、絶えず展開の変化する「悪 vs. 悪」の戦いに身を投じる


スウェーデンのデベロッパーToadman Interactiveは1月31日、新作FPS『EVILVEVIL』を発表し、ティザートレイラーを公開した。2020年末に発売予定で、対応プラットフォームは不明。本作は、これまで「Project Osiris」と呼ばれ開発中であるとされていた作品で、今回正式発表を迎えた形だ。

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『EVILVEVIL』は、オンライン協力プレイに対応する一人称視点のヴァンパイアシューターだという。現時点では情報は極めて少ないが、まず公開されたトレイラーでは3人のキャラクターが紹介されている。1人目は「MASHAKA」というアルカニストの男性で、2人目は「VICTORIA」という名のアサシンの女性。そして3人目は、バーサーカーの男性「RAMIREZ」だ。みな牙を持っており、ヴァンパイアであることがうかがえる。また、このスタイリッシュなトレイラーから受ける印象のとおり、超クール(ultracool)なキャラクターとして表現されるそうだ。

サブマシンガンやグレネードランチャーなどの銃を持つ様子も確認でき、シューター作品となることが分かる。VICTORIAはコンバットナイフも所持しており、それぞれのクラスによって戦い方が変わることが予想される。また、公式サイトのソースコードには「BLAST. BOMB. BITE.」というキーワードが存在する。本作では銃撃などによる破壊表現だけでなく、ヴァンパイアらしく噛み付いて(Bite)血を吸う要素もあるのかもしれない。トレイラーの中にも、血に飢えているという言葉が見られる。

本作のタイトル『EVILVEVIL』は「悪 vs. 悪」を表しており、彼らはどのような敵と戦うのか、世界観やストーリー面も気になるところだ。本作にてプレイヤーは、オンラインを介してほかのプレイヤーと協力プレイをしながら物語を進めていくことになり、そのストーリー展開はプレイヤーのゲームプレイに応じて絶えず変化していくという。

開発元のToadman Interactiveは、ARPGシューター『Immortal: Unchained』など自社作品の開発のほか、他社タイトルの開発協力もおこなうデベロッパーだ。昨年にはステルスFPS『I.G.I. Origins』を発表し注目を集めた(関連記事)。同スタジオはEG7という新興ゲーム企業グループに所属しており、今回発表された『EVILVEVIL』は、グループ内の開発・マーケティング・販売部門すべての力を結集した最初の作品になるとのこと。まだまだ謎の多いゲームであるが、3月16日からアメリカで開催されるゲーム開発者向けイベントGDC 2020にて、本作の続報を届けるとしている。


国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。