『レッド・デッド・リデンプション2』保安官らを“絶景で殺害”し、その写真をコレクションするユーザー現る。割とサイコ


オープンワールドゲーム『レッド・デッド・リデンプション2』は、街を荒らしたり人を殺害できるなど、Rockstar Gamesらしいアウトローなプレイを可能にする自由度も、特徴のひとつ。一作目から、縄で縛ったNPCを電車に轢かせるなど猟奇的なロールプレイを楽しむプレイヤーも散見されたが、本作でもかなり変わったプレイをするユーザーもいるようだ。Kotakuなどが報じている。

今回確認されているのは、「保安官を絶景の場所で殺害し、その殺害シーンを写真に収める」というもの。具体的には、西部の治安を守る保安官や警官をまず拉致。指定の場所まで連れていき、距離を置いて銃撃するというもの。圧巻の景色を背景に、警官たちが殺害されている。ジョーンズ保安官やトーマス刑事、ランバート警官など、本編でもなじみの保安官たちが酷い目にあっている。

どのような手法でこうした画像を切り取っているのか不明であるが、銃撃時にはデッドアイなどスローモーションなどを発動させ、アップデートにより追加されたフォトモードでこの光景を収めているのかもしれない。アングルやシーンはそれぞれ異なるが、被写体からある程度距離が離れており、血が噴出している場面を収めている点は、似通っている。背景の絵面の壮観さと、保安官らが血を流すバイオレンスさ。そのギャップが、形容しがたい奇妙さを生み出しているのかもしれない。自然と暴力を圧倒的なビジュアルで描く、『レッド・デッド・リデンプション2』だからできる表現だといえそうだ。

なおKotakuらは、この保安官殺害撮影チャレンジは、InstagramユーザーAlex Tanaka氏がおこなっていると報告している。しかしながら、このユーザーのInstagramを見ても、掲載されているのは、野球を楽しんでいる写真と友人との写真のみ。いかに普通そうな青年の姿が映し出されている。『レッド・デッド・リデンプション2』の写真は削除されたのだろうか。この爽やかそうな青年が、本当に保安官殺害撮影チャレンジをしているのだろうか。保安官殺害撮影チャレンジは、あくまでゲームの遊び方。この遊び方をすることはなんら問題はないが、この遊びを嗜むプレイヤーの情報についてはなかなか謎が多く、ジンワリとした怖さが残るかもしれない。