協力プレイ対応のハクスラTDアクション『Dungeon Defenders: Awakened』2月21日早期アクセス配信開始へ。本編はほぼ完成済み

 

インディースタジオChromatic Gamesは1月30日、『Dungeon Defenders: Awakened』を現地時間2月21日よりSteamにて早期アクセス配信開始すると発表した。ゲームはほぼ完成しているといい、早期アクセス版は本編のほぼすべてが入っているという。正式リリース予定時期は2020年の夏(2020年Q2)。より多くのフィードバックを得て、ゲームを完璧な状態でできるだけ早くリリースするために、短期の早期アクセス販売をおこなうという。

『Dungeon Defenders』は、協力プレイ対応のハクスラ・タワーディフェンスRPGだ。プレイヤーは城兵となり、城の奥に保管されているクリスタルを狙う悪党たちと戦う。押し寄せる敵の軍勢を城のトラップなどで防ぎつつ、プレイヤー自らも攻撃に参加。スキルや魔法を用いて敵を殲滅しよう。ゲームの根幹の部分はタワーディフェンス色が濃いが、協力プレイが楽しめるほか、キャラクター育成やアイテム収集などハック・アンド・スラッシュ要素も充実している。

プレイヤーはクラスを選ぶことができるので、幅広い楽しみ方が可能で、協力プレイ時には役割分担をすることも。戦いを繰り返していけばレベルが上がり、さまざまな能力がアンロックできる。敵を倒すなどして性能の異なる武器を手に入れ、それらをフォージ(強化)。やりこみ要素はたっぷりで、さまざまなジャンルを含みつつも、うまく融合させたアクションRPGに仕上げられている。

Trendy Entertainmentが開発した第一作目は『Orcs Must Die 2』や『Sanctum 2』などと並んで、やりこみ要素の充実した協力型タワーディフェンスとして高い評価を獲得した。第二作目は基本プレイ無料タイトルとしてリリースされたものの、ライブサービス型のゲームとしてつくられており、一作目のような買い切りとしての続編の開発を望む声も多かった。Trendy Entertainmentはそうした声を受けて、方針転換。スタジオ名もChromatic Gamesへと変更し、原点回帰を掲げてUE4を採用し新作開発を発表。そして今つくられているのが、『Dungeon Defenders: Awakened』というわけだ。

『Dungeon Defenders: Awakened』は、第一作目の魅力を継承し作られているという。前述したように、早期アクセス期間も短く、『Dungeon Defenders II』やそのほかの早期アクセス(のように長期開発されるゲーム)ではないとも。というのも、本作はKickstarterキャンペーンを成功させており、すでに数多くのバッカーによるフィードバックを得ているのだ。早期アクセス版の販売開始時点では、最大4人での協力プレイに対応しているほか、5のゲームモードに12のキャンペーンマップを実装。SquireやHuntress、ApprenticeやMonkといったジョブが用意され、12のペットが存在するという。

3月にはデーモンのボスやボーナスマップを追加予定。ハードコアやナイトメアモードもこのタイミングで実装されるという。4月にも新たなボスやマップを追加し、夏(Q2)には正式リリースにあわせてコンテンツを大量実装し、Nintendo Switch向けのコンソール時限独占リリースを予定。秋(2020年Q3)にはPS4版とXbox One版をリリースし、同時にPC/Nintendo Switch向けに無料アップデートをおこなうと、ロードマップに記載されている。

Chromatic Gamesは、すでに本作を遊んだプレイヤーからの満足調査を公開しており、その満足度が非常に高いことを強調。既存のハードコアファンが満足できるような品質になっていることを誇っている。リリーススケジュールや開発元の言動からも、自信を感じさせる『Dungeon Defenders: Awakened』。Steam早期アクセス版発売時には、友人を誘ってトレハン・城守りを楽しんでみるのもいいだろう。