墓守生活ゲーム『Graveyard Keeper』Nintendo Switch版の国内発売日がついに決定。来週より暗黒スローライフ開始

tinyBuild GAMESは、Nintendo Switch版『Graveyard Keeper』を2月6日に配信する。『Graveyard Keeper』は、墓守生活ゲームだ。

tinyBuild GAMESは、Nintendo Switch版『Graveyard Keeper』を2月6日に配信する。昨年5月に国内Nintendo Switch向けのリリースが発表され、2019年夏のリリースが予定されていたが、その後音沙汰がなかった。しかしながら、このたびついに発売が決まったようだ。価格は税込2390円。

『Graveyard Keeper』は、墓守生活ゲームだ。プレイヤーは、交通事故に遭い異世界に送り込まれた男。異世界にて、墓守としての役割が与えられた。しゃべるガイコツと出会い、元の世界へ帰る手段を探っていく。木を切ったり魚を釣ったり、森の奥深くをさまよったり、街で得たアイテムを売買したり。さまざまなアイテムを入手し、それらをクラフトすることで、できることや行ける場所を増やす。

元の世界に帰るためには、あらゆる手を尽くす必要がある。墓守として墓を整理しながら、死体を無断で解剖し臓器を得て売買したり、処理できない死体を川に放り投げたり。教会をひらいて説法という名の洗脳をしたり。平和に見えながらも闇に覆われた世界。悪人と協力したり彼らに付け入りながら、毒を持って毒を制するのだ。

本作では時間の概念が存在しており、墓地経営を柱に自由な暮らしが楽しめる。ゲームプレイの基本は「牧場物語」や「Stardew Valley」に近いといえるだろう。しかし本作は前述した“牧場系”とはサイクルが大きく違う。というのも本作は、NPCとのふれあいを中心としたコミュニケーション面は全体的に省略されており、墓地運営や耕作にはそれほど深みはない。好感度あげはクエストなどにより達成される。物を集めてクラフトするのが、ゲームの基本である。物を集めてクラフトし、クエストを達成したり、新たなスキルツリーを解禁することを繰り返す。“牧場系”と比べても、かなり作業感強めのゲームになっている。

『Graveyard Keeper』は、PC版リリース時は世界観や熱中度は一定の評価を得ていたものの、導入における不親切さや不具合の多さ、とにかく移動に時間がかかる構造や、何をするにしてもクラフトが必要になる煩雑なサイクルに不評が集まっていた。その後、無料アップデートによりテコ入れされ、評価を持ち直している。やや無機質な世界観についても、有料DLC「Stranger Sins」により補完されており、キャラたちの背景にも深みがもたらされている。

ニンテンドーeショップのスクリーンショットは英語になっているが、本編には日本語が実装されているので、日本語でのプレイは問題ないはず。国内展開の遅さを考慮すると、有料DLCでのリリースなどのスピード感はどこまで期待できるか不明であるが、ゲーム自体はなかなかに中毒性があるので、ダークなスローライフを楽しんでみよう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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