『ポケモンGO』に本格オンライン対戦を導入する「GOバトルリーグ」ついに今週より開始へ。5キロ歩いて戦うランクバトル


Nianticは1月29日、『ポケモンGO』の本格的な対戦環境を導入する「GOバトルリーグ」を、近日実装すると発表した。今週より順次開始されていくという。まずシーズンの事前期間となるプレシーズンが実施され、この期間で最適化やバランス調整、そしてシーズンの適切な長さが決められる。いわゆるベータ的な位置づけだろう。プレシーズンは「スーパーリーグ」、「ハイパーリーグ」、「マスターリーグ」の順で開催され、2週間ごとに次のリーグへ移行する。プレシーズンの期間はレーティングの対象外だ。

「GOバトルリーグ」に参加するには、まず5km歩くことが必要になる。5km歩けば5回の「GOバトルリーグ戦」への挑戦権を得ることが可能。なお、このプロセスは1日3回までこなせるという。しかしながら、毎日5kmを歩ききるというのはなかなか難易度が高い。そうした状況を考えてか、残りの歩数分をポケコイン(有料通貨)で補うことができるシステムとなっている。たとえば3km歩いた状態であるが、「GOバトルリーグ」に参加したい時には、ポケコインを使用することでリーグにすぐさま戦いに加わることができるわけだ。ただし、2km以上歩いていないとポケコイン使用での参加はできないほか、残りの要求歩数が少ないほど必要ポケコインも少なくなる。あくまで歩くことが重要になる。

バトルはオンラインを介しておこなわれ、他プレイヤーに勝利することでほしのすななどを入手。勝てば勝つほど、もらえるほしのすなは増加していく。そのほか、ふしぎなアメやわざマシン、特定のポケモンに出会えるといった特典もあるそうだ。なおプレシーズンで「GOバトルリーグ」に参加し、ランクを上げることで「マスクド・ピカチュウ」にインスパイアされた着せ替えアイテムが手に入るとのこと。

『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX』より

「GOバトルリーグ」の導入にあわせ、「プレミアムレイドパス」が「プレミアムバトルパス」へと変化。バトルでの勝利数に応じてもらえる報酬が増加するほか、特定のポケモンに出会うのに必要な勝利数も、通常より少なくなる。プレミアムバトルパスとしての特典はそのままに、バトルのリワードを効率的に得られるようになるというオプションが加わるようだ。

『ポケモンGO』に、本格的な対戦環境を導入する「GOバトルリーグ」。パーティ構築だけでなく歩きも必要という、らしさに溢れたユニークなシステムになっている。本作においては、最近ではわざの調整なども細やかにおこなわれており、対戦環境構築に向けた準備が着々とおこなわれている。世界的にヒットしている位置情報ゲームのガチ対戦は、どのようにユーザーに受け入れられるのだろうか。