スクウェア・エニックスは1月23日、『キングダム ハーツIII』の有料DLC 「Re Mind」をPS4向けに配信開始した。価格は税込4180円。コンサート「KINGDOM HEARTS Orchestra -World of Tres-」の映像を付属した特別版も税込5280円で販売されている。追加ストーリーやボスなど、世界観およびシナリオを拡張するDLC。今回導入されたエンディングなども話題となっているが、SNSではデータグリーティングが人気を呼んでいるようだ。
データグリーティングは、フォトモードとも位置づけられる鑑賞コンテンツ。まずはロケーションを選び、キャラクターやオブジェクトをセットして写真を撮影する。たとえば、オリンポスを背景にソラとハートレスが戦っている写真などを撮影できる。できることは多岐にわたっており、表情やポーズ、角度、そしてエフェクトまでカスタマイズすることが可能。データグリーティングはモード自体が独立しており、実際のステージをうろつきつつ、設置やカスタマイズをし、写真を撮影ができるわけだ。
『キングダム ハーツ』シリーズは、数多くのキャラクターが登場するが、それぞれ複雑な背景を持っており、彼らが一堂に会することはあまりない。また敵陣営の人物ならば、いつも緊迫したシーンにてソラと対峙することになる。キャラクター同士の絡みには制限があるわけだ。しかしこのデータグリーティングでは、そうした垣根を越えて写真を撮影できるということで、本編では実現しえない多彩なシチュエーションでの撮影が可能となっている。
たとえば、初代『キングダム ハーツ』のオープニングシーンの再現や、本編ではかなわないソラとロクサスのふれあうシーン、ソラとカイリがリクに驚くシーン。ドナルドとゼアノートが楽しく遊ぶ場面などがユーザーによって再現されている。
コミカルなものも多く、リクとミッキーがドライブに行って事故るという4コマ仕立ての漫画や、ラクシーヌとゼアノートがキスするようなカットも。日本からもゼアノート一団がシーソルトアイスに喜ぶ画像やゼアノートらをビートルズ風に演出する画像も投稿されているようだ。
『キングダム ハーツIII』には、本編でもカメラを介したあそびが導入されており、カメラを使ってフォトミッションを達成したり幸運のマークを撮影することになる。自撮りも可能で、旅路の思い出づくりをするには十分な機能となっているが、同作の世界をさらに自由に自分なりに切り取ることができるのが、データグリーティングなのだ。
データグリーティングは、あくまで追加要素のひとつであるが、創造力次第でいろんなシチュエーションの写真が撮影できるだろう。同作の追加コンテンツは「Re Mind」で一区切りとなるが、世界やキャラクターが魅力の作品であるだけに、こうした撮影での遊びは続けられていきそうだ。興味のある方はデータグリーティングもしくはData GreetingのワードにてSNSで検索をかけてみてはいかがだろうか。
『キングダム ハーツIII』の有料DLC「Re Mind」PS4版は、1月23日より配信中だ。