『ドラゴンボール Z KAKAROT』ヤムチャが消えていくバグが笑いを誘う。負けたまま無念さ見せながらフレームアウト


PlayStation 4/Xbox One向けに1月16日に発売されたアクションRPG『ドラゴンボール Z KAKAROT』。原作の名場面を追体験できることなどからファンから好評を得ているが、いくつかバグも散見されているようだ。そのひとつがクスッと笑えるものとなっておりRedditなどのコミュニティで注目を集めている。海外メディアGame Rantが報じている。

https://twitter.com/KALSKingdom/status/1218946164344659969

問題のバグは、ストーリー序盤の「サイヤ人襲来」編にて、ピッコロがプレイアブルキャラクターになる場面で確認されている。ラディッツ戦後、悟飯を鍛えるために連れ去ったあとのエピソードだ。ここではピッコロを操作してパワーを感じた場所に向かうと、天津飯やクリリンらと出会い、修行の成果を試させてほしいと手合わせを申し込まれる。ヤムチャも同じく登場し、勝利した際のシーンが上のツイートの映像だ。

通常であれば、ヤムチャはその場に留まったまま「お、おかしいな⋯⋯こんなはずじゃ⋯⋯」と言葉を絞り出すのだが、この映像ではなぜか膝をついたままゆっくりと移動。そして、ピッコロがかまわず「少々強くなった程度で、オレさまに勝てるわけがないだろう」と述べ、それに対してヤムチャが「言われてみりゃ⋯⋯そ、そりゃそうだ⋯⋯な⋯⋯」と返した頃には完全にフレームアウトしてしまっている。

同様のバグは、同じエピソードでのほかのキャラクターでも確認されており、戦闘前後の会話を交わす場面で発生するようだ。しかし、誰もが必ず遭遇しているというわけでもなく、どのような条件でキャラクターがジワジワ動いてしまうバグが発生しているのかは不明である。

ヤムチャは、盗賊として登場しながらのちに悟空たちの仲間となり、亀仙人のもとで修行したZ戦士のひとり。しかし、周りの仲間に強さの面で追い越され、いつしか戦いの場では見なくなっていくキャラクターとして描かれた。このバグが発生するエピソードでも、天津飯やクリリンはピッコロに敗れて悔しさをにじませる一方、ヤムチャだけは実力不足を受け入れてしまっている。そうしたキャラクター性と、バグでそそくさとフレームアウトする様子が重なり、ヤムチャらしいと笑いを誘ったようだ。

なお『ドラゴンボール Z KAKAROT』では、サブストーリーの追加や、ワールドマップでの「カリン塔頂上」と「カプセルコーポレーション」間の移動などに加え、ロード時間の改善やその他調整をおこなうアップデートが配信されており、ロード時間の改善については今後さらに実施する予定とのこと。ゲーム内では今回報告されたもののほかに、悟空が2人登場したり、NPCの顔だけが浮かんでいるなどのバグが報告されている。そうした問題の修正も合わせておこなわれるかもしれない。