SAN値削られるホラーADV『恐怖の世界』2月20日Steamにて早期アクセス配信へ。寂れた町で邪神の狂気に立ち向かう

パブリッシャーのYsbryd Gamesは1月17日、『恐怖の世界 -WORLD OF HORROR-(以下、恐怖の世界)』の早期アクセス配信を2月20日に開始すると発表した。本作は、インディースタジオpanstaszが開発を手がけるコズミックホラーアドベンチャーだ。元々はポーランド出身の医学生Paweł Koźmiński氏が趣味の一環として開発していたタイトル。このたび『VA-11 Hall-A』などを販売するパブリッシャーYsbryd Gamesとタッグを組み、早期アクセスという形でSteam向けにリリースされる運びとなった。

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『恐怖の世界』は、1980年代の日本を舞台としたホラーアドベンチャーゲーム。不気味に佇む郊外の港町は古き邪神の力により、異様な空気に包まれていた。住民たちは正気を失い、町の至る所に異形の存在が徘徊している。そして狂気が満ちたことにより、世界は終焉へと向かうのだった。プレイヤーはそんな町の住民のひとりとなり、数々の怪奇現象に直面しつつ、邪神の狂気と町の謎に立ち向かうこととなる。

本作のゲームプレイでは、噂の調査とターン制の戦闘、2つのパートを交えつつ物語を進めていく。まず調査に関して、プレイヤーは任意の場所に赴くことが可能。奇怪な土地を調べて、謎を紐解くキーアイテムなどを取得していくのだ。探索可能な場所は、選択したキャラクターによって異なり、たとえば、女学生なら学校を舞台に体育館やプールを探索するといった具合にさまざまなロケーションが用意されている。ただし、プレイヤーにはDoomと呼ばれる値が設定されており、これが100%に達すると死に至ってしまう。あまり調査に時間をかけすぎると、Doom値が高くなる可能性があるため、慎重な探索を心がけたい。

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ターン制の戦闘については、土地を徘徊する異形の存在と遭遇することで発生。複数の顔が縦に連なった口裂け女や、般若の面を被った女子高生など、正気を疑うような化け物たちがプレイヤーの行く手を阻む。こうした存在には、調査イベントにて入手可能な呪文やアイテムなどを駆使して立ち向かうこととなる。また戦闘には、ダイスロール要素を採用。ランダムで攻撃力が上昇したり、特定のステータスがアップしたりするため、運を味方につけることも重要となるだろう。

『恐怖の世界』では、前述したような調査と戦闘を繰り返すことでプレイヤーの物語は進んでいく。しかし、必ずしも謎を解けるとは限らない点も本作における特徴のひとつだ。たとえば、Doom値が100%に達してしまうと死亡し、強制的にバッドエンドとなる。そのうえ調査や戦闘の過程には膨大な数の分岐が用意されているため、辿り着く結末はプレイするたびに違ったものとなるだろう。アドベンチャーゲームながらもフリーシナリオを採用したシステムで、ゲームブック色の強い物語が展開されていくというわけだ。

そして、白黒で描かれる1bitのアートスタイルにも注目。道中のクリーチャーから背景に至るまで緻密な表現で描写されたグラフィックは、本作の不気味な世界観をいっそう際立たせている。またゲーム全体を通して、ラヴクラフトのクトゥルフ神話やホラー漫画家である伊藤潤二氏の作品から強く影響を受けているようで、まさに恐怖の世界を味わえる作品となりそうだ。

なお本作の早期アクセス版では、自動生成イベントを含む10の物語が用意されるという。
また物語の脚本には、Ubisoftの脚本家であり、『Wasteland 3』などのゲーム作家、そしてホラー小説家でもあるCassandra Khaw氏を起用しているとのこと。開発者曰く、同氏のクリエイティビティは、本作に登場する不気味なアイテムやキャラクターを形作るうえで大きな役割を果たしているようだ。

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そんな『恐怖の世界』の早期アクセス配信は、2月20日にSteamにて実施されることとなった。早期アクセス開始時点では英語のみのサポートとなるが、日本語を含む他言語は順次対応していくとのこと。くわえて正式版リリースの際には、さらなるキャラクターおよびイベントを追加する予定のようだ。正式リリース時期は2020年後半。正式リリースのタイミングでは、PlayStation 4/Nintendo Switchにもリリースされるとのこと。なお、本作のデモ版がitch.ioにて無料公開されている。気になる方はダウンロードして、恐怖の片鱗を味わってみてはいかがだろうか。

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