香港のゲームパブリッシャーEastasiasoft Limitedは1月16日、『Valfaris(ヴァルファリス)』を国内PlayStation 4/Nintendo Switch向けにリリースすることを発表した。発売日は1月23日。同作は2019年10月にPC(Steam)、同年11月にXbox Oneおよび海外PlayStation 4/Nintendo Switch向けにリリースされた、ヘビーメタル2Dアクションゲーム(日本語対応済み)。開発元は過去に『Slain: Back from Hell』という、これまたメタル色の強い2Dアクションゲームを手がけた米国スタジオのSteel Mantisである。
『Valfaris』は宇宙のはるか彼方を舞台とした2Dアクションゲーム。エクストリーム・メタルバンド「セルティック・フロスト」の元ギタリストであるクルト・ヴィクトル・ブライアント氏が手がける強烈なメタル・サウンドトラックが鳴り響く中、極彩色の異世界空間を跋扈するグロテスクな怪物たちを銃と剣で粉砕していく。豪快な四肢破壊や血しぶきなどゴア表現満載。徹底したメタル魂を見せつけながらも、硬派なアクションゲームに仕上がっている。
宇宙要塞ヴァルファリス出身の主人公セリオンは、消滅したはずの故郷が死にゆく太陽の軌道に再出現したことを発見。セリオンは要塞に隠された秘密に迫るため、変わり果てたヴァルファリスの地に降り立つ。近接武器、遠距離武器、そして強力なデストロイヤー武器という3種類の武器を操り、迫りくる敵を撃退。ジャンプ、シールド、しゃがむのアクションを駆使しながら、リニアな横スクロール型のステージを進んでいき、奥地で待ち受ける強力なボスたちを蹴散らしていく。
昔ながらの高難度な2Dアクションゲームを意識した作品でありながら、本作ならではのアイデアも取り入れられている。『Valfaris』では、ステージ各所に「復活の神像」という消費アイテムが落ちており、それらは「チェックポイントの作動」「武器強化素材への変換」「所持数に応じた体力最大値ボーナス」という3つの役割を担っている。だが復活の神像の個数には限りがある。ボス戦前のチェックポイントを作動させ、リトライを楽にするのか。ボスの体力を速く削るためにも武器強化素材に変換するのか。あるいは保持し続けて体力最大値を増やしていくのか。トレードオフの関係によって、プレイヤーに難易度調整の余地を与えているのが大きな特徴である。
ヘビーメタル満載の『Valfaris』は、国内PlayStation 4/Nintendo Switch向けに2020年1月23日発売。通常販売価格は税込2500円で、Nintendo Switch版は2月5日まで20%オフの2000円で購入できる。また時期は未定ながら、発売後にはニューゲーム+に相当する高難度の「フルメタルモード」が無料アップデートとして追加される予定となっている。