『Slay the Spire』大型アップデート2.0配信開始。新クラス正式実装にレリックとポーションが大幅調整、コンソール版は少し遅れて

インディースタジオMega Crit Gamesは1月15日、『Slay the Spire』アップデート2.0をPC向けに配信開始した。ベータにて導入されていた新クラスThe Watcherが正式に実装される大型アップデート。T

インディースタジオMega Crit Gamesは1月15日、『Slay the Spire』アップデート2.0をPC向けに配信開始した。ベータにて導入されていた新クラスウォッチャーが正式に実装される大型アップデート。The Watcher向けの新カードが大量に導入されているほか、旧クラスでも入手できるレリックやポーションが追加されている。なおMega Crit Gamesによると、コンソール向けのアップデートは「少し遅れる」とのこと。

ウォッチャーは、「スタンス」の切り替えを特色とするトリッキーなクラスだ。任意のカードを使用することで、スタンスが変化する。たとえばとあるカードを使用し、Calm(冷静)状態のスタンスになれば、このスタンスを解除した際に2つのエナジーが手に入る。一方Wrath(怒り)状態になれば、与えるダメージも受けるダメージも倍になる。いわゆるモードの切り替えを特徴としており、戦局にあわせてモードを変化させるクラスとなっている。専用のカード、レリックが導入されているが、それぞれの性能などはパッチノートに記載されていないため、ゲーム内で確認してほしい。

そのほか、前述したように旧クラス向けにもレリックとポーションが追加されている。旧クラス向けの新規アイテムは以下のとおり。

コモンレリック: Akabeko
コモンレリック: Ceramic Fish
アンコモンレリック: Horn Cleat
アンコモンレリック: Ink Bottle
アンコモンレリック: Strike Dummy
レアレリック: Tungsten Rod
レアレリック: Captain’s Wheel
ボスレリック: Sacred Bark
ボスレリック: Slaver’s Collar
アイアンクラッドのみ, アンコモンポーション: Elixir
アイアンクラッドのみ, レアポーション: Heart of Iron
サイレントのみ, アンコモンポーション: Cunning Potion
ディフェクトのみ, アンコモンポーション: Potion of Capacity
ディフェクトのみ, レアポーション: Essence of Darkness
コモンポーション: Blessing of the Forge
コモンポーション: Colorless Potion
アンコモンポーション: Distilled Chaos
アンコモンポーション: Duplication Potion
アンコモンポーション: Liquid Memories
レアポーション: Cultist Potion

 

また今回のアップデートでは、レリックとポーションが大幅に調整されている。レリックの調整としては、いわゆる(そのランクの中では)ハズレ系のカードのレアリティが下のランクへと変更され、リスクの大きすぎたレリックがリワークされている。内容のほとんどが上方修正であると言える。

■レリック調整
・ショップのレアレリックの価格が200から150へと減少
・ブラックブラッドレリックの戦闘終了後の回復量が10から12へと増加
・エターナルフェザーレリック(休憩時にデッキのカード5枚ごとにHP3回復)のレアリティがボスからアンコモンへと変更
・トカゲのしっぽレリック(戦闘不能時HP半分で復活)のレアリティがボスからレアへと変更
・お食事券レリック(ショップに行くとHP回復)のレアリティがショップからコモンへと変更
・太陽系儀レリック(カード5枚選んで入手)のレアリティがボスからショップへと変更
・道具箱レリック(戦闘開始時にランダムの無色カード入手)強化。ランダムではなく3枚から1枚を選ぶ形式に
・玩具のオーニソプターレリック(ポーションを使用するたびHP5回復)のレアリティがショップからコモンへと変更
・白き獣の像(戦闘後必ずポーションドロップ)のレアリティがボスからアンコモンへと変更
・リストブレードレリック(コスト0アタックの攻撃力が3増加)強化。攻撃力増加が3から4へと上昇
・呼び寄せる鐘レリック(呪いx3とレリックx3を獲得する)リワーク
・漂う凧レリック(ターン開始時にカードを2枚捨てエナジー獲得)リワーク
・小さな宝箱レリック(ゴールドを30獲得)リワーク

 

カードについての調整は控えめ。再構成と炎の息がどのように変化したかが見どころだろう。

■カード調整
・霊魂切断(アイアンクラッド向け、アタック以外のカードを廃棄する攻撃)強化。アップグレード後のダメージが20から22に
・用意周到(サイレント向け、ターン終了時にカード保持)弱体化。コストが0から1に
・再構成(ディフェクト向け、山札の上から数枚のカードを見て捨てる)リワーク
・炎の息(アタックした枚数だけブロックを得る)リワーク

 

ポーションについては、回復系が強化され入手しやすくなっている。レアポーションの出現頻度も上がり、新ポーションの追加にあたりポーションの使用が促進されている。ポーションの価値が高まれば、強いといわれているボスレリックししおどしをピックするかどうか、迷うことになりそうだ。

■ポーション調整
・コモンポーションのドロップ率が70%から65%へと低下
・あわせてレアポーションのドロップ率が5%から10%へと上昇
・ブラッドポーションの回復が10%から20%へと上昇
・ブラッドポーションのレアリティがアンコモンからコモンへと変更
・瓶詰めの妖精(戦闘不能時HP10%回復)強化。回復量が10%から30%に
・集中ポーションのレアリティがアンコモンからコモンへと変更
・幽霊瓶ポーション(無形獲得)がアンコモンからレアへと変更
・ポイズンポーションはサイレントのみ出現に
・スネッコオイルポーション(混乱してカード3枚引く)リワーク

なおポーションの追加や調整にともない、ポーションラボなるライブラリがトップメニューに追加。これまで集めたポーションが参照できるようになっている。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

記事本文: 5197