Steam版『Grand Theft Auto IV』が突如販売停止。公式発表が無いなか、ファンはさまざまな可能性を推測

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Rockstar Gamesが手がけ2008年に発売された『Grand Theft Auto IV』(以下、GTA IV)のSteam版が、突如販売停止されたようだ。海外メディアPC Gamerなどが報じている。

『GTA IV』は、『Grand Theft Auto: San Andreas』に続くシリーズ6作目。主人公のニコ・ベリックは過去から逃れるため、アメリカンドリームを果たしたという従兄弟のローマンを頼って東欧からリバティーシティに移り住むも、実際のローマンは借金まみれだった。そして彼らは、この街の裏社会へと引きずりこまれていく。

本作のSteamでの販売が停止されたのは、1月11日のことだったようだ。週末ということもあってか、現在までにRockstar Gamesからは特にアナウンスはなく、なぜ取り下げられたのかは不明。一時的なものなのか、恒久的なものなのかも分からない。ただ、シリーズのほかの作品の販売は続いているため、『GTA IV』における個別の問題があったものと考えられる。

ファンの間では、収録サウンドトラックの契約期間が満了を迎えたのではないかと、販売停止の理由として推測されている。使用楽曲などのライセンス切れが、そのゲームの販売停止に結びつくことはこれまでにも例がある。本作は実在アーティストの楽曲を多数使用しており、2018年には、ゲーム内ラジオ局Vladivostok FM用に収録された楽曲を中心に、契約満了を迎えた楽曲の差し替えがおこなわれたことがあった。今回の販売停止は、そうした差し替え作業に伴うものである可能性はあるだろう。ただ、実際に契約満了時期を迎えているのかどうかは不明である。

別の可能性としては、本作が採用するGames for Windows – LIVEの存在が挙げられている。これは、マイクロソフトのXbox LiveサービスのPC版。販売タイトルごとに個別のキーを同社から発行してもらう必要があるそうで、Steamを運営するValveはそのキーを切らしてしまったのではないかとPC Gamerは指摘している。また、Games for Windows – LIVEはすでに提供終了していることもあり、本作をプレイするにあたってはやや煩雑な手順が必要となっている。採用タイトルの中にはStamworksに移行したものもあるため、『GTA IV』も同サービスを削除すべく一旦販売停止したかもしれない。

一部のファンからは、Rockstar Games Launcherでの独占販売に移行するのではないかとの声も見られる。『GTA』シリーズは、3作目以降が同ランチャーで販売中である一方、『GTA IV』および追加エピソードに関してはまだ販売されていない。ただ、本シリーズ作はSteamでも販売されているため、『GTA IV』だけSteamでの販売を取りやめて移行するという点には疑問が残る。

謎が深まる『GTA IV』のSteamの販売停止だが、週が明けてRockstar Gamesによって状況の説明があることを期待したい。なお、Humble Bundleなどのリセラーでは、今も本作のSteamキーを購入できるようである。

【UPDATE 2020/1/14 10:10】
Rockstar Gamesは1月14日、Steam版『GTA IV』が販売停止された件について、海外メディアUSgamerなどを通じて声明を発表した。同社は、本作はGames for Windows – LIVEプラットフォーム向けに開発されたタイトルであるとした上で、同サービスはすでにサポートを終了しているため、本作の販売を続けるために必要なキーを新たに生成できないことが販売停止した理由だと説明した。

現在同社は、PC版『GTA IV』を販売する別の方法を検討中とのことで、準備ができ次第案内するとコメントしている。

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