3Dアドベンチャー『Embracelet』PC/Nintendo Switch向けに発表。海を渡り孤島を旅する

ノルウェーのインディースタジオMachineboyは1月7日、アドベンチャーゲーム『Embracelet』を発表した。対応プラットフォームはPCとNintendo Switchで、2020年内に発売予定。

ノルウェーのインディースタジオMachineboyは1月7日、アドベンチャーゲーム『Embracelet』を発表した。対応プラットフォームはPCとNintendo Switchで、2020年内に発売予定。

『Embracelet』は、家族や友情、愛、そして喪失をテーマにしたパズルアドベンチャーゲームだという。公開されたトレイラーでは、青年が小さな船に乗って海を渡る姿や、右腕をかざして物を動かす超能力のような力を使う場面が見られる。右腕には、青い光を放つブレスレットを付けており、これがその力の源のようだ。そのほか、周囲がモノクロの世界になり不穏な雰囲気が漂うシーンもある。

主人公の青年の名はJesper。彼は、亡くなった祖父から受け継いだブレスレットに隠された秘密について調べるため、ノルウェー北部地域のノールノルゲにある小さな島へと旅に出る。おそらく、トレイラーの序盤に映っている老人が彼の祖父だろう。そして島にて、彼は予想だにしなかった出来事に遭遇するという。

Jesperが身に着けるブレスレットは、周囲の環境に働きかける力を持っているとのことで、トレイラーで見られたように重いものを動かしたり、閉ざされた扉を開けたりといった使い方ができるようだ。砕けた石碑を組み直すようなシーンも確認できるため、パズルゲームプレイに活かすことが予想される。

島ではさまざまな場所を訪れることになり、友人と一緒に行動する場面もある。トレイラーの最後でピアノを弾いていた女性は、友人のひとりのようだ。そして、不思議なブレスレットにまつわる秘密を探し求める中でJesperは、古き良き伝統と新たな産業の侵食との間で悩む地元コミュニティとも触れ合うことになるという。

本作の開発元MachineboyはMattis Folkestad氏の個人スタジオで、同氏は1920年代のノルウェーを舞台にする『Milkmaid of the Milky Way』を手がけ高い評価を得た。同作はドット絵のポイント&クリック・アドベンチャーゲームだったが、『Embracelet』ではローポリゴンの3Dグラフィックを採用。ノルウェー映画協会から出資を受け、2019年に入ってから開発を本格化させた。本作はどのようなゲームプレイとなるのかまだ不明な点が多いが、今後徐々に明かされることだろう。

Embracelet』は、PC/Nintendo Switch向けに2020年内発売予定。Folkestad氏は、本作の開発の進捗をTwitterにて公開しているため、興味のある方はチェックしておこう。

*本作では犬を撫でることも可能。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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