PC版『Control』日本語は1月30日追加へ。SCPからも影響受けた超能力アクションゲーム

PC版『Control』日本語は1月30日追加へ。Epic Gamesストアの『Control』ストアページが更新されたことで判明。同作は『Alan Wake』『Quantum Break』で知られるRemedyの超能力アクションゲームだ。

Remedy Entertainment/505 Gamesが、Epic Gamesストアで販売されているPC版『Control』のストアページを更新。2020年1月30日に日本語をサポートするとの記載を追加した。これまで「2019年秋」と記載されていたが、このたび正式な日本語対応日が決まったようだ。

同作は2019年8月に海外リリースされたのち、同年12月に日本版がPS4向けに発売(日本版の発売元はマーベラス)。宣伝時点で「日本語字幕がゲーム内に収録されているのはこの日本版のみ」と記載されていたように、PC版の日本語に関しては、国内PS4版から時間をあけての対応になることが予想されていた。結果、当初予定されていた2019年秋は過ぎ、国内PS4版の発売から1か月半あけての日本語対応となる。

*海外版ローンチトレイラー

『Control』は、『Max Payne』『Alan Wake』『Quantum Break』などで知られるRemedy Entertainmentの三人称視点アクションアドベンチャーゲーム。主人公ジェシー・フェイデンは、とある目的でニューヨークにある機密機関Federal Bureau of Control(FBC。連邦操作局)の本部「オールデスト・ハウス」を訪れる。だが本部は「Hiss」と呼ばれる未知の存在に侵略されていた。FBCは世界中の超常現象を監視する機密機関であり、ビル内部では奇怪な現象が頻発。どういうわけか新たなFBC指揮官に任命されたジェシーは、生き残った局員たちと協力しつつ、FBC本部、そしてジェシー本人の秘密に迫っていく。

ジェシーは物語を進める中で新しい超能力を会得していき、家具や瓦礫を吹き飛ばして攻撃したり、逆にシールドがわりに使ったり、ジェシー自身が空中浮遊したりと、さまざまな戦闘スタイルが生み出せる。また形状変更武器「サービスウェポン」をピストル、ショットガン、SMGのように操ったりと、超能力と銃撃を組み合わせて戦うことも可能。こうした超能力バトルやダイナミックな環境破壊表現、SCP財団から影響を受けたという施設内の超常現象などが魅力の作品となっている。

主人公ジェシー役のCourtney Hope氏は、『Quantum Break』のベス・ワイルダーを演じていた俳優。ほかにも『Alan Wake』にて主人公Alan Wakeを演じたMatthew Porretta氏、『Max Payne』の声として知られるJames McCaffrey氏も重要な役柄で参加しており、Remedyオールスターとでも言うべき豪華キャストとなっている。Remedy過去作とのつながりを示すイースターエッグや、コジマプロダクションの小島秀夫氏のカメオ出演なども、ファンにとっては見どころだろう。

https://www.youtube.com/watch?v=yYaZfGbe20o

*リード・ライターSam Lake氏による、The Game Awards 2019 ベストアートディレクション部門受賞メッセージ。ちなみに『Control』では小島秀夫氏が、『デス・ストランディング』ではSam Lake氏がカメオ出演している

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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