Steamの2019年売上上位ランキング発表。『SEKIRO』がプラチナ枠、『DMC5』『バイオハザード RE:2』などカプコン3作がトップ24入り
Valveは12月27日、2019年のSteam売り上げ上位タイトルを発表した。今年も「売り上げ上位」「人気の新作」「トップ早期アクセス卒業タイトル」「売上トップのVRゲーム」「最多同時接続プレイヤー」というカテゴリー別のリストが公開されている。「売り上げ上位」は、2019年にもっとも多くの売上を出したゲームを示すリストであり、ゲーム本体、ゲーム内取引、関連DLCが売上計算に含まれる。なお、それぞれのタイトルについて具体的な売り上げ本数や収益は明らかにされておらず、順位に応じてプラチナ(1〜12位)・ゴールド(13〜24位)・シルバー(25〜40位)・ブロンズ(41〜100位)に分類されている。
まずプラチナ枠には、2018年と同様『Counter-Strike: Global Offensive』『Dota 2』『The Elder Scrolls Online』『GTAV』『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』『レインボーシックス シージ』『Sid Meier’s Civilization VI』『Warframe』という上位常連組が並んでいる。『モンスターハンター:ワールド』も昨年に引き続きプラチナ入り。新たな顔ぶれとしては、2019年に発売された『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』『Total War: THREE KINGDOMS』、そして今年基本プレイ無料化した『Destiny 2』が加わっている。
ゴールド枠は、『Dead by Daylight』『FINAL FANTASY XIV』『Path of Exile』『ロケットリーグ』といった長期運営型の人気タイトルや、『ウィッチャー3』『Total War: WARHAMMER II』といった定番化しつつあるタイトル、そして『バイオハザード RE:2』『デビル メイ クライ 5』『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』『MORDHAU』といった今年の話題作が入り交じる結果に。トップ24位にカプコンのタイトルが3つ入っており、同社タイトルの好調ぶりを示してもいる。
『ウィッチャー3』は、今月のNetflixオリジナルドラマ版の公開以降、プレイヤー数が上昇傾向にあり、12月27日にはピーク時同時接続プレイヤー数7万人超えを達成。これは2015年5月の発売月に次ぐ数値である(SteamCharts)。第二の山を迎えており、このまま来年も遊ばれ続けるタイトルとなるのだろう。
シルバー枠には、PC版のリリースを迎えた『レッド・デッド・リデンプション2』、公式日本語化された『Divinity: Original Sins 2 – Definitive Edition』、シリーズ新作や新DLCなどで再度話題となった『ボーダーランズ2』が並んでいる。定番のサバイバルゲーム『ARK: Survival Evolved』や『Rust』、今年配信された『CODE VEIN』『Planet Zoo』『Remnant: From the Ashes』『Risk of Rain 2』もシルバー入りした。なお41〜100位のブロンズ枠には、来年4月発売の『Cyberpunk 2077』が含まれており、事前購入が好調であることがうかがえる。
そのほか公開されたリストにも触れておく。「人気の新作」は2019年に毎月作成された月別のトップ新作リリースをまとめたもの。リリースした最初の2週間の総売上をもとに測定されている。別途、2019年を通したトップリリース12タイトルも掲載されており、先述した「売り上げ上位」リストの上位に位置していた新作陣が並んでいる。
「トップ早期アクセス卒業タイトル」では、2019年に早期アクセス期間を終えて正式リリースを迎えた作品のうち、売上が高かったものがリスト化されている。こちらを参考にしつつ、早期アクセス期間中に購入後ライブラリに眠っていた作品を掘り起こしてみるのも面白そうだ。「売上トップのVRゲーム」では、『Beat Saber』『VRカノジョ』『SUPERHOT VR』『Fallout 4 VR』『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』などがプラチナ入り。来年発売予定の『Half-Life: Alyx』もすでにゴールド枠に入っている。「最多同時接続プレイヤー(最もプレイされたゲーム)」では、同時接続プレイヤー数の記録により上位を発表。無料ウィークエンドや無料配布による一時的なプレイヤー数のブーストは除外されている。
現在Steamではウィンターセールを開催中ということで、これらのリストは買い物の参考にもなりそうだ。