『Fallout 76』PC版にて「他ユーザーのアイテム」を盗むチーター出現、プレイヤーの身ぐるみごと剥がす。早速対策が実施

PC版『Fallout 76』にて昨日12月23日から、プレイヤーのインベントリ内のアイテムを盗み取るチーターが現れていたようだ。画面内にレンダリングさえされていれば、遠距離からでも盗むことができるとされている。

PC版『Fallout 76』にて昨日12月23日から、プレイヤーのインベントリ内のアイテムを盗み取るチーターが現れていたようだ。トレードとは異なり対面する必要はなく、画面内にレンダリングさえされていれば遠距離からでも盗むことができるとされ、誰が犯人かも分からないまま身ぐるみ剥がされるとしてコミュニティを震撼させた。なお、このハックについては本日実施されたサーバーメンテナンス時に対策がおこなわれ、すでに解決しているとのこと。

問題のハックの被害に遭ったRedditユーザーが当時の映像を投稿している。作業台を扱っていたところ、1分26秒あたりで、プレイヤーキャラクターが突然パンツ一丁になってしまい、すぐにインベントリを開き装備中の服装を確認している様子が見て取れる。このプレイヤーは、その直前の場面にて10種類ほどのアパレルを所有し、レザーアーマーなどを装備していたことが確認できるが、ハックを受けた後は拘束衣とガスマスクのみとなっている。また、隣に居合わせたプレイヤーも下着姿になっており、同じく被害に遭ったのかもしれない。

Redditなどのコミュニティでは同様の被害報告や、なかなか反応を示さないBethesdaへの不満の声が相次ぐことに。そして、Bethesdaによる対応を待つ間は大事なアイテムはインベントリから収納箱に移してからプレイすることや、パブリックサーバーではなく、フレンド同士だけでプレイできるプライベートワールドに避難するなどの自衛策が呼びかけられることとなった。中には、プライベートワールドが“リアルVault”状態になったという声も。

プライベートワールドを作成するには、有料のサブスクリプションサービス「Fallout 1st」への加入が必須。

その後Bethesdaは、この問題に対処するため最優先で調査をおこなっているとし、被害に遭ったプレイヤーに謝罪した。そして冒頭で述べたように、サーバーメンテナンスを経て問題に対処したと報告した。同社は、影響を受けたプレイヤーの数は少ないとしているが、実際どれだけのプレイヤーに被害が及んだのかは不明である。同社はハック被害を受けたプレイヤーには補償をおこなうとしており、カスタマーサポートに連絡するよう求めている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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