のどかな鍛冶屋シミュ『My Little Blacksmith Shop』Steam早期アクセス配信開始。冒険者たちを支える職人の生活

のどかな鍛冶屋シミュレーション『My Little Blacksmith Shop』Steam早期アクセス配信開始。『My Little Blacksmith Shop』にてプレイヤーは、職人として武器や盾の製造に勤しみ、冒険者たちを支えていく。

カナダのゲームデベロッパーNoble Games Studioは12月23日、『My Little Blacksmith Shop』のSteam早期アクセス販売を開始した。通常価格は1010円で、12月30日までは10%オフの909円で購入できる。『My Little Blacksmith Shop』は、一人称視点の鍛冶屋シミュレーションゲーム。プレイヤーは小さな鍛冶屋を営む職人として、店を訪れる冒険者からオーダーを受け、武器や盾を製造しては売りさばいていく。

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早期アクセス時点では、鍛冶屋業に必要な基本的な機能が備わっている。11種類の金属をもとに剣・ハンマー・斧・盾の部品などを製造。異なる種類のパーツを組み合わせることで売り物を作り出す。合金にすることで、製造物のバリエーションを増やすことも可能。作業場のアイテム配置を整理することで、作業工程の最適化を図ろう。仕上がった品々はお店に陳列もしくは保管。日々鍛練を重ね、キャラクターのレベルを上げることで「力」「速さ」「カリスマ」といった性能値にポイントを加算。製造・販売効率を高めていく。疲労の概念があるため、1日の終わりには休息を取ることが大事だ。鍛冶屋としての腕前と売上を伸ばせば、いずれ丘の上にある大きな店を買い取り移転できるだろう。

より細かな流れとしては、金属や武器パーツ(グリップやガード部分)の在庫チェックから1日を始め、発注もしくは直接近くのお店に買い付けにいく。製造の準備ができたら木材や石炭で炉をつけ、金属を投げ込み、ふいごを踏みながら溶解。続いて鉄床で鍛造し、形状が整ったら水で冷却。作業台でグリップやガード(つば)といったパーツと組み合わせることで完成させる。剣やハンマーといった商品ごとに必要な材料と個数が異なるため、それらを覚えることで効率化を図っていく。ちょっとずつ高額な商品の製造に手を出し、利益率を高めていくのだ。

なおクラフト素材は発注ではなく、自ら集めにいくことも可能。ツルハシや斧を片手に店の外に出て、周囲の木を切り落としたり、鉱石目当てに洞窟で採鉱したりと、素材集めに勤しむのだ。時間がかかるかわりに、無料で素材をゲットできる。外界ではちょっとしたパズルも。鍛冶屋業だけが人生の全てではない。

これまでアルファ版として長らく運用されてきた『My Little Blacksmith Shop』。まだ完成からは遠く、正式リリースは2021年を予定している。必要に応じて延期する可能性もあるという。早期アクセス期間中は、ゲームの土台部分の機能追加・最適化、マルチプレイモードの実装などに時間を費やすつもりとのことだ。なお正式リリース時には、Steam実績、クラウドセーブ、より大きなマップ、クエストと仕事リクエスト、武器パーツの種類増加、武器だけでなく防具のクラフト、武器・防具の修理、マイ店舗の建設、アシスタントの雇用、パズルやミニゲーム、背景ストーリー、キャラクターの成長およびカスタマイズ要素などが実装される予定となっている。また将来的にはModサポートにより、武器・盾・防具パーツを自由に追加できるようにしたいとも述べられている。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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