『マインクラフト』のハクスラRPG『Minecraft Dungeons』、最新映像を通じてゲームプレイシステムの一部公開


マイクロソフト傘下のデベロッパーMojangは12月20日、アクション・アドベンチャーゲーム『Minecraft Dungeons』のゲームプレイについて開発者が語る映像を公開した。

本作は、クラシックなダンジョン探索ゲームから着想を得て、さらに『マインクラフト』の世界観を活かした新作として開発中。プレイヤーはダンジョンに潜りモブと戦いながら武器やアイテムを獲得し、悪しきArch-Illagerを倒すことを目指す。最大4人でのローカル/オンライン協力プレイに対応する。

MojangのシニアゲームデザイナーLaura de Llorens氏は、良いゲームプレイとは、プレイヤーがその世界にインタラクトした際に、何か予想外で奇妙なものや楽しい反応が返ってくることで、満足感や楽しさ、あるいは報いを得られるものであると述べる。その上で、本作ではどのようなプレイスタイルでも楽しめるよう制作しているとのこと。じっくり探索したいプレイヤーも、ダンジョンをどんどん突き進みたいプレイヤーのことも考慮しているという。ゲームディレクターのMåns Olson氏は、ソファーに集まって会話を交わしながら楽しめるローカルでの協力プレイがお気に入りだと語るが、オンラインでもソロプレイであっても楽しめるとのことだ。

キャラクターについて、『マインクラフト』では数多くのコアスタイルを取り入れるよう努めていたが、『Minecraft Dungeons』においてはプレイヤーのゲームプレイの進捗に合わせて装備品を提供する形にしたと説明。本作ではキャラクター自体には固有スキルなどは存在せず、ダンジョンで発見できる装備やアイテムによってキャラクターの性能や見た目が決定する。

ミッションにおける目的としては大きく分けて3つの要素が存在し、まずはエメラルドの獲得だ。これはゲーム内通貨であり、ロビーにて商人からアイテムを購入する際に必要になる。ふたつ目は、体力を回復できる食べ物や、モブへの攻撃に使えるTNTなどの消費アイテム。そして三つ目は、武器やアーマー、アーティファクトなど恒久的に使用できるアイテムの獲得だ。

装備アイテムについては、『マインクラフト』のようにエンチャントによるアップグレードが可能。強化の方向性は、ひとつのアイテムに対して複数の選択肢が用意されており、プレイスタイルに合わせて選ぶことになる。映像では、剣に毒の雲を発生させる能力を付加する様子が見られ、さらにアップグレードさせると、敵に与える1秒あたりの毒ダメージが増加するようだ。そのほか炎を発生させたり、1度に複数の矢を射れるようになるアップグレードも紹介されている。

ダンジョンの構造は自動生成となっており、部屋がランダムに組み合わされてミッションの舞台となる。いくつかの部屋は物語に結びついていることがあり、そこから枝分かれしていくが、その組み合わせはさらに複雑にランダム化されるという。そのため、プレイするたびに新たなゲーム体験になり、開発元Mojangとしても何度プレイしても楽しい作品にするよう取り組んでいるとのことだ。

Minecraft Dungeons』は、PC/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに、2020年春に発売予定だ。