『Apex Legends』公式世界大会発表。賞金総額約3億円の「Apex Legends Global Series」、決勝ルールはマッチポイント制

『Apex Legends』公式世界大会発表。賞金総額約3億円の「Apex Legends Global Series」。メジャー大会の決勝ルールでは、かつての大会にて6時間を超える長期戦を生んだマッチポイント制が採用される。

Electronic Artsは12月17日、『Apex Legends』の公式大会「Apex Legends Global Series」を発表した。賞金総額は300万ドル以上。オンラインイベントのほか、初年度には世界各地で12回のライブイベントを開催する予定だ。オンライン予選の開幕日は2020年1月25日となっており、PC要件および公式ルールに定められた出場資格要件を満たす、60か国(日本含む)のPC版プレイヤーが参加可能となっている(出場受付は1月11日開始)。

グローバルシリーズの構造としては、「オンライントーナメント」「プレミアイベント」「チャレンジャーイベント」「メジャー」の4つに分かれている。オンライントーナメントは、エントリーレベルのイベントであり、好成績を残すことでグローバルシリーズポイントを獲得し、オフラインイベントへの出場資格が得られる。そして世界各国のオンラインイベントで好成績を収めたプレイヤーは、オフラインイベントであるグローバルシリーズ プレミアに出場可能。トップに立つことでさらにポイントを上乗せできるほか、グローバルシリーズ メジャーへのシード権が得られる。チャレンジャーイベントは、各地域の選手にスポットライトを当てるオフラインイベントであり、優勝者にはメジャーへの出場資格が与えられる。

グローバルイベント メジャーは、オンライントーナメントのトップ選手、プレミアイベントとチャレンジャーイベントの優勝者などが集結し、年間最大規模の賞金を懸けて戦う大会である。年間4大会開催され、最初の3大会の参加枠は300人(3チーム x 100)。賞金総額は50万ドルとなっている。最後のメジャー大会は「グローバルシリーズ チャンピオンシップ」と銘打たれ、メジャー、プレミアイベント、グローバルシリーズポイントのリーダーボード、最後の出場権をかけたオンライントーナメントから上位60チームが招待され、賞金総額100万ドルを目指して激突する。

なお各メジャー大会の決勝戦では、「Apex Legends Preseason Invitational」で導入されたマッチポイントシステムが採用される。所定のポイントに達するとマッチポイントが点灯し、点灯したチームが試合に勝つとトーナメントが終了するという仕組み。Invitational決勝においては、点灯したチームがなかなかマッチポイントを決められず、6時間を超える長期戦が繰り広げられた。メジャー大会の決勝においても、そうした熱戦が期待できそうだ。

最初の3つのイベントスケジュールは以下のとおり。以降のイベントは公式サイトにて近日中に発表される。オンライントーナメントの一部、プレミアイベント、メジャーについては、ライブストリーミングも予定されている。

2020年1月25日~27日:オンライントーナメント – 第1回メジャーへの出場資格を付与
2020年2月29日~3月2日:オンライントーナメント – 第1回プレミアイベントへの出場資格を付与2020年3月13日~15日第1回メジャー – テキサス州アーリントン(アメリカ)のeスポーツスタジアムで開催(賞金総額50万ドル)

なお『Apex Legends』では12月12日から1月7日まで、ホリデーイベント「ミラージュのホロデーバッシュ」が開催中。冬仕様のマップおよび期間限定ゲームモード「ウィンターエクスプレス」が実装されている。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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