DRMフリーのPCゲーム販売プラットフォームGOG.comにて、『POSTAL: Classic and Uncut』が無料化された。シリーズ2作目となる『POSTAL 2』は48時間の期間限定(日本標準時12月18日23時終了予定)で無料配布中となっている。またGOG.comでは、シリーズ最新作『POSTAL 4: No Regerts』の販売を開始しており、2020年1月2日まで20%オフの15.99ドルで購入できる(通常価格19.99ドル)。
*2013年公開の『POSTAL 2』Steamトレイラー
『POSTAL』は、一般市民虐殺シューターとして知られる人気シリーズ。1997年に発売された1作目の宣伝文句には「10か国以上で発禁」との記載が含まれており、暴力的かつサイコな作風を売りにしていた。斜め見下ろし視点採用しており、銃器や火炎瓶を使って17レベル(同梱の拡張パックにより4レベルと24キャラクター追加)にわたる大量虐殺を繰り広げていく。ひたすら虐殺を続ける1作目に対し、一人称視点に変わったシリーズ2作目『POSTAL 2』は現実世界の風刺のようなユーモアを加えたことで人気を博す。妻からおつかいを頼まれた主人公ポスタル・デュードが、日常的な事件に巻き込まれながらも自由気ままにタスクをこなしていく。
そしてシリーズ新作『POSTAL 4: No Regerts』では、ポスタル・デュードが新たな住処を求めてアリゾナ州Edensinを訪れる。オープンワールドFPS形式となっており、2作目のように5日構成を予定(現在は早期アクセス期間中につき、一部コンテンツのみプレイ可)。日によって異なるおつかいをこなしつつ、プレイヤーが望む限りの悪事を働いていく。町の住民にガソリンをかけて燃やしたり、大量のハトを仕向けて人々を襲ったり。放尿メカニックも健在で、ウォーターガン型の武器「Spurt’n’Squirt’」に尿を入れて散尿することも可能だ。なお開発をアウトソースしたシリーズ3作目は不具合が多く酷評され、シリーズ開発元Running With Scissorsの公式ストアからも削除。『POSTAL 4: No Regerts』は当初、『The Real POSTAL 3』『POSTAL 2×2』といったタイトルにする案もあったとユーモラスに語られていた(関連記事)。
*最新作『POSTAL 4: No Regerts』トレイラー
PCの定番ゲームとして定着した『POSTAL』『POSTAL 2』。このたびGOG.comにて1作目が無料化、2作目が期間限定無料配布中ということで、まだ所有していない方は、これを機に入手しておくのも手だろう。
なおGOG.comでは1月2日までウィンターセールを開催中。CD Projekt Red作品をまとめた「Ultimate RED Collection」を購入すると、『Cyberpunk 2077』(事前購入)および『ウィッチャー3 ワイルドハント ゲームオブザイヤーエディション』『奪われし玉座:ウィッチャーテイルズ』『The Witcher 2: Assassins Of Kings – Enhanced Edition』『The Witcher: Enhanced Edition』『The Witcher Adventure Game』がセットで手に入る。価格は97.77ドル、買い得となっている。