『バイオハザード RE:2』の新たな体験版では、“ネメシスの恐ろしいうめき声”が聞こえる

 

カプコンは12月13日、『バイオハザード RE:2』における新たな体験版「R.P.D. Demo」を配信開始した。このデモは、30分限定だった体験版「1-Shot Demo」を装い新たに配信するもの。ゲームの序盤を楽しめるデモとなっている。『バイオハザード RE:2』においては、同作に続く『バイオハザード RE:3』が発表されたことに際し、税別3990円(パッケージ版)となる「Best Price」がリリースされていた。新作と新価格版の発表および発売にあわせて、新たな体験版が配信されたわけだ。一見すると、単なる「1-Shot Demo」の制限なしバージョンであるように思えるが、実はこの体験版ならでは仕掛けが用意されているようだ。USgamerなどがそれを伝えている。

ラクーン警察署から外に出て、右に向かって歩いた場所。一見何もない場所なのだが、恐ろしいうめき声がはっきりと聞こえてくる。「Staaaaars」。このうめき声に聞き覚えがある方もいるだろう。『バイオハザード3 LAST ESCAPE』のネメシスだ。S.T.A.R.S.は、『バイオハザード』シリーズで鍵を握る特殊部隊で、ジル・バレンタインの所属部隊でもある。『バイオハザード3 LAST ESCAPE』において、プレイヤーの前にたびたび立ちはだかるこのネメシスは、作中でたびたび「Staaaaars」といううめき声を発する。

カプコンは先日、ナンバリング第三作目をリメイクする『バイオハザード RE:3』をリリースすることを発表していた。そうした新作とリンクする小ネタが、体験版に収録されていたわけだ。なおこの小ネタを発見したとされているYouTuberのSuzi氏は、このうめき声は製品版では収録されておらず、あくまで新デモにしか実装されていないとコメントしている。小さなイースターエッグであるが、新リメイクを待つファンを喜ばせる、小洒落た仕込みであるといえそうだ。その場所でネメシスのうめき声を聞けるのは一度きりであるが、ゲーム開始直後すぐに向かえる場所で発生するということで、実際にデモをプレイして、自らの耳でうめき声を聞いてみるといいだろう。

実は『バイオハザード RE:2』に存在する、『バイオハザード3』につながるヒントは今回のネメシスのものだけではない。『バイオハザード RE:2』では先日アップデートが実施されており、新たな実績(トロフィー)が追加されていた。ケンド鉄砲店の店内にて、ジルからケンドにむけた意味深な手紙が置かれており、プレイヤーはそれを読むことができる。「ジルの痕跡」と称された実績は、間違いなく『バイオハザード RE:3』につながるものだろう。アップデートの実施や新体験版が配信されたのは、つい最近。改めてプレイしてみれば、ゲーム中に『バイオハザード RE:3』のヒントとなる新要素をさらに見つけられるかもしれない。