任天堂は12月11日、Nintendo Switch向けインディーゲームを紹介する番組「Indie World Showcase – 12.10.2019」を海外向けに放送。この中で、アメリカのインディー開発者David Evans氏が個人で手がける海戦アクションゲーム『Sail Forth』のNintendo Switch版を発表した。PlayStation 4/Xbox One版と共に2020年発売予定。
『Sail Forth』は、帆船にて大海原を航海する作品だ。クラシックな海戦アクションゲームから影響を受けて制作された。シンプルなビジュアルスタイルだが、帆で受け止める風や、船の浮力などは物理演算にてシミュレート。リアルなセーリング体験をカジュアルに楽しめるという。ステージとなる海の環境は、プレイするたびに自動生成される。晴れて穏やかな海もあれば、嵐で波が高い状態にもなり、また時間帯や点在する島々の様子も変わる。
プレイヤーは、目標をこなすごとに次の目的地となるエリアを選択する形でゲームを進めていく。エリアごとにクエストが用意されており、主なものとしては海賊の排除が挙げられる。船にはプライマリ・セカンダリの武器を設置でき、大砲やガトリング砲などを駆使して戦う。このあたりは、ほかの海戦ゲームと似たゲームプレイになりそうだ。上手く帆で風を捉えて優位なポジションを確保することで勝利に繋がるだろう。武器の操作に忙しい場合は、AIの乗組員に指示を出して操船させることもできる。
敵の船を撃沈するとお金を獲得。そしてショップのある島に立ち寄れば、新たな武器や弾薬、船の防御力を高めるプレートなどを購入できる。また、ゲームを進める中では新たな船を入手したり、船体や帆のデザインをアンロックしてカスタマイズが可能だ。
クエストにはほかに、海賊の砦から宝を盗んだり、航路を見失ってさまよっている船を助けたりといったものも用意されるとのこと。また、訪れるエリアによっては港が存在し、それぞれ不足している物資が設定されている。たとえば材木や砂糖、穀物などがあり、これを届けることも任務のひとつとなるようだ。次の目的地を選択する際には、そうしたクエスト内容や自身が保有している物資を確認しながらルートを選ぶことになるだろう。
なお、任天堂は日本向けの「Indie World」も本日10時に放送予定。本作の国内発売にも期待したい。
【UPDATE 2019/12/11 10:40】
任天堂は12月11日、「Indie World 2019.12.11」を日本向けに放送。この中で、Nintendo Switch版『Sail Forth』の国内発売を発表した。2020年発売予定で、価格は1500円。