第二次世界大戦の軍隊を指揮するシミュレーション『Total Tank Simulator』発表。見えるものはほぼすべて破壊可能

パブリッシャーの505 Gamesは12月9日、『Total Tank Simulator』を、PC(Steam)向けに2020年に発売すると発表した。『Total Tank Simulator』は、第二次世界大戦バトルゲームだ。

パブリッシャーの505 Gamesは12月9日、『Total Tank Simulator』を、PC(Steam)向けに2020年に発売すると発表した。本作は、ポーランドのインディースタジオNoobz From Polandが手がける第二次世界大戦バトルゲーム。今年8月にパブリッシャーが見つかったと報告されており、今回それが505 Gamesだったと明らかになった形だ。なお、同スタジオからは2020年前半に発売予定だと案内されている。Steamストアによると日本語表示に対応するようだ。

『Total Tank Simulator』は、第二次世界大戦の戦場をテーマにしたシングルプレイのシミュレーションゲームだ。プレイヤーは司令官となり、兵舎や工場、バンカー、空港などの施設を設置した上で、200種類以上用意されるユニットを戦略的に配置していく。個別のユニットを自ら操作することも可能だ。タイトルに「Tank」とあるが戦車だけでなく、歩兵から航空機までさまざまなユニットが収録される。登場勢力はアメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・ポーランド・ロシアの6種類。マップは50種類以上で、砂漠から雪原まで幅広い環境が表現される。

本作は、ローポリゴングラフィックのカジュアルな見た目だが、物理演算によるシミュレーションには力を入れているそうで、巨大な岩を除いては、目に見えているものはすべて破壊可能だという。木々や建物、車両を砲撃したり、戦車で突っ込むなどするとそれに応じて破壊される。さらに、地形までも変化していくという。唯一岩を破壊できない仕様にしたのは、最終的にユニットが隠れられるところがなくなってしまうためとのこと。

キャンペーンモードでは、所属する軍を選んだのち、第二次世界大戦にてヨーロッパの運命を決する戦いに参加し、さまざまなミッションに従事する。内容としては、最後まで生き残ることを目指す「デスマッチ」、制限時間内に指定された敵ユニットを殲滅する「VIP抹殺」、友軍ユニットの内の特定グループを一定時間守り抜く「VIP護衛」、次々に押し寄せる敵軍からマップを守り抜く「ウェーブ防衛」がある。

サンドボックスモードも用意され、こちらでは自らシナリオを考えて、1対1や2対2などでのデスマッチ楽しめるという。さらに、それまでのバトルにて勝利を挙げたプレイヤー自身の兵団と戦う、シャドウモードなるゲームモードも収録される。発売後にはさらにコンテンツを追加していく計画だそうで、ゲームモードとしては、敵工場を支配下に置いた上で敵ユニットを殲滅すると勝利となるコンクエストモードなどが予告されている。

なお、現在Steamではウィッシュリスト登録者数に応じて、ローンチセール時の割引率や、秘密兵器や特殊戦術ユニット、将校ユニットなどの追加を決定するキャンペーンが実施されている。『Total Tank Simulator』に興味がある方は、ウィッシュリストに登録しておこう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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