サバイバルホラー『Outlast』シリーズ最新作『The Outlast Trials』発表。冷戦時代を舞台に、“被験者”は新たな恐怖に直面する
カナダのインディースタジオRed Barrelsは12月4日、サバイバルホラーゲーム『Outlast』シリーズの最新作『The Outlast Trials』を発表した。対応プラットフォームや発売時期は未定である。
Welcome to The Outlast Trials.
Set in the era of the Cold War, The Outlast Trials will allow players to face the horrors that await by themselves or with other test subjects… 💉
More info: https://t.co/AYcc0Nx7Ew pic.twitter.com/NIv50kiEop
— Red Barrels (@TheRedBarrels) December 4, 2019
『The Outlast Trials』は、シリーズの世界観を受け継ぐ最新作で、冷戦時代を舞台にするという。開発元Red Barrelsの共同設立者David Chateauneuf氏によると、現在の開発状況はコンセプトが固まったという段階で、これから具体的なコンテンツを制作し、バラエティを持たせ、そしてゴア要素を注ぎ込んでいくという。そのため、現時点ではゲーム内容に関する情報はほとんどない。ただ本作にてプレイヤーは、自身あるいは仲間の“被験者”と共に、待ち受ける恐怖に直面することになるとのこと。
また、公開されたキーアートには「Where freedom ends(自由が終わりを迎える場所)」とあり、これも物語のヒントになりそうだ。タイトルに「Trials」とあることから、プレイヤーは何らかの実験の被験者として参加するのだろう。キャラクターは皆ゴーグルのようなものを装着しているのも気になるところ。なお、この点から多くのファンがVRを意味しているのかと質問を寄せており、Red Barrelsは本作はVRゲームではないと明確にしている。
*『Outlast』『Outlast 2』のNintendo Switch版トレイラー
『Outlast』シリーズは、これまで『Outlast』とそのDLC『Outlast: Whistleblower』、そして『Outlast 2』が発売されてきた。『Outlast』では、とある企業が運営する精神病院にて非人道的な実験が行われているとの情報をつかんだ主人公が取材に向かう。『Outlast 2』は、事件の取材に向かう途中で飛行機事故に遭い、カルト宗教を崇拝する村に迷い込むという内容。いずれもジャーナリストを主人公とし、カメラを使ったゲームプレイが特徴のひとつだったが、『The Outlast Trials』ではまた異なるゲームプレイになるのかもしれない。
開発元Red Barrelsは2017年に、シリーズの続編ではない「Outlastユニバースを拡大する」新作を開発中であると報告していた(関連記事)。今回同スタジオは、『The Outlast Trials』は『Outlast 3』ではないともコメントしているため、本作が以前示唆していたスピンオフタイトルにあたるようだ。同スタジオは当時、『Outlast 3』への意気込みも語っておりそちらへの期待もかかるが、まずは『The Outlast Trials』にてフランチャイズの拡大を目指すことになる。
【UPDATE 2019/12/6 11:00】
Red Barrelsは12月5日、『The Outlast Trials』のプレスリリースを発行。その中で、本作ではプレイヤー自身、あるいは最大3人の“被験者”と共に何らかの実験(Trials)によるホラーに直面するとし、フレンドと一緒に”パンツを汚す”ことになるだろうとした。このことから、本作はソロあるいは最大4人での協力プレイタイトルとなるようだ。同スタジオの共同設立者David Chateauneuf氏も、本作ではフレンドと一緒に“実験”に参加することになるとコメントしている。Red Barrelsは、ここ数か月にわたって本作の開発に取り組んでおり、まだ開発の初期段階であるものの、近く続報を届けられるだろうとしている。