オープンワールドサバイバル『Nostos』Steamにて12月7日発売へ、VRにも対応。文明崩壊後の美しくも過酷な島を仲間と共に生き抜く
NetEase Gamesは11月28日、オンラインマルチプレイ・サバイバルゲーム『Nostos』を12月6日にSteamにて発売すると発表した(日本では12月7日発売)。本作はVRへの対応を特徴のひとつとしているが、VR環境でなくてもプレイ可能である。
『Nostos』の舞台となるのは文明崩壊後の世界。一見美しく平和な環境に見えるが、腐食性の珊瑚の侵食が進む海に囲まれた島となっており、水は汚染され、気候も厳しい。また、その珊瑚海から生まれたモンスターが島を襲う過酷な環境である。プレイヤーはこの世界を生きる冒険者となり、ほかのプレイヤーと協力しながらサバイバル生活を送る。
本作はサバイバルゲームであるため、資源の入手はゲームプレイの基本。島を自由に探索する中で、汚染されていない水や食べ物を確保して体力を回復。木を切り倒すなどして集めた資材を使えば、拠点となる家を建てることもできる。トレイラーに登場する車もクラフトできるのかもしれない。ただし、この世界の資源には限りがあり、日々乏しくなっているという。かつて存在した街も、長らく荒廃した状態にある。そのため、信頼できる仲間とクランを組織し、協力し合うことがゲームプレイにおけるカギになるとのこと。
バトル要素も存在し、モンスターとは近接武器や遠距離武器を駆使して戦う。トレイラーでは、斧や剣、弓矢、そしてさまざまな種類の銃が確認できる。巨大なボスのようなモンスターが現れたり、大量のモンスターが一斉に襲ってくることもあるようで、バトルでもやはりチームプレイが重要になりそうだ。また、ほかのプレイヤーとも戦うこともあり、下のトレイラーでは倒した後に資源を回収している様子が見られる。
本作は、Improbable社が提供するクラウドベースの分散オペレーティングシステム「SpatialOS」を採用し、広大なオープンワールド世界をシームレスに表現している。島には草原や砂漠、山岳や降雪地帯などさまざまな環境のエリアが存在し、四季や昼夜の変化もある。また、島の生態系の中では動物の繁殖もおこなわれるとのことで、生きた世界として表現されている。また、物理表現もリアルにシミュレートしているという。
同じくSpatialOSを採用したBossa StudiosのMMO『Worlds Adrift』では、プレイヤーが環境に手を加えるとその状態が維持されることが特徴だった。先述した、本作の世界の資源は有限であるという仕様も、SpatialOSによって実現しているのかもしれない。一方で、種を蒔いて植物を育てる要素が存在するとのことで、拠点に畑を作って食料をまかなうことができそうだ。
『Nostos』の世界は、多くの謎に満ちており、これを解き明かすこともゲームプレイの重要な要素となる。島のどこからでも見ることができる巨大な火山には何が隠されているのか。黒い月が昇る夜に限って、なぜ嵐がやってくるのか。また、謎の遺跡を探索をする中では、かつての文明を生きた人々が残したであろうレリックを発見できる。それは人類の絶滅を避けるためのカギになるかもしれないという。本作ではこうした冒険を、ほかのプレイヤーと一緒に体験することになる。