『オーバーウォッチ』各ヒーローのヒットボックスが可視化される。ワークショップ機能を活用した比較画像


オーバーウォッチ』の各ヒーローのヒットボックス(当たり判定)を可視化した画像がredditで話題になっている。ゲーム内でスクリプトを組める「ワークショップ」機能を使用して作成されたものだ。ほとんどのヒーローのヒットボックスが緩めに設定されていることが分かる。

redditユーザーのspadller097氏が「ワークショップ」機能を使用して、ヒーローたちのヒットボックスの輪郭を表示するスクリプトを作成し、さまざまな角度から撮影した画像を投稿した(reddit)。imgurのページには、それぞれのヒーローのヒットボックスを示す画像がまとめて投稿されている。数か月前にも、redditユーザーのBlue2180氏が同様のスクリプトを利用して、ヒットボックスを可視化していた。こちらはヒーローを正面からみた場合のヒットボックスの画像になっている(reddit)。

『オーバーウォッチ』のヒーローのヒットボックスについては、発売以降その独特な形状についてコミュニティ内で議論が交わされてきた。ほかのFPSタイトルと比べて見た目より大きく、緩めに設定されていることが確認されていたが、今回はっきりと画像で示されたかたち。見た目が小さいヒーローほど、実際のヒットボックスとの差が大きい傾向にあるようだ。

Image Credit: Blue2180。ヒットボックスの小さいサポートヒーローのアナのサイズを100%として比較

ゼニヤッタのヒットボックスは実際のキャラクターモデルとかなり差があるように思われるはずだ。空中で座禅を組んでいるため、体は小さく見える。しかし、脇腹の横の空間にもヒットボックスが設定されているため、体全体でおにぎり型のヒットボックスになっている。ゼニヤッタの全体的なサイズは大きくないが、狙いやすい形であり、キャラクターの機動力も低い。ヘッドショット判定サイズもそこそこ大きく、弾が当たりやすい理由に納得ではないだろうか。

ウィドウメイカーとアッシュはかなり大きめのヘッドショット判定を持っている。2人のヒーローの頭はDPSのなかでは大きく、アナの1.5倍以上もある。体が小さめのヒーローの場合、足のヒットボックスが大きめに設定されている。トレーサーやアナ、パイロット状態のD.Vaは、胴体よりも足の当たり判定が大きそうだ。タンクのヒットボックスは当然ながら巨大。とくにウィンストンのプライマルレイジ発動状態は、全ヒーローの中で最大サイズのヒットボックスとなり、ラインハルトよりも大きい。とはいえ、タンク全体としてほかのロールに比べると、ヒットボックスの形状はタイトに設定されている。

Image Credit: Blue2180

全体的な傾向としてはヒーローの体を正面から捉えた場合、ヒットボックスはゆるく設定されている。キャラクターの脚部はとくに顕著で、正面から見ると股の下にも当たり判定があることになる。FPSとしては比較的カジュアルな『オーバーウォッチ』ならではの仕様かもしれない。そしてBlue2180氏の比較画像が正面から見た二次元情報であったのに対し、spadller097氏が新たに公開した比較画像は複数の角度から捉えた立体的な情報となっている。ヒットボックスのより正確な形状や大きさが分かったことで、新たな攻略が生み出されることにも期待できる投稿ではないだろうか。