Steamのローカルマルチプレイゲームを“オンライン化”する「Remote Play Together」正式提供開始。対応ゲームのセールも実施中

Valveは11月20日、インターネットを介してローカルマルチプレイゲームをフレンドと楽しめるSteamの新機能「Remote Play Together」のベータテストを終了し、Steamにて正式提供開始した。

Valveは11月20日、インターネットを介してローカルマルチプレイゲームをフレンドと楽しめるSteamの新機能「Remote Play Together」のベータテストを終了し、Steamにて正式提供開始した。またこれを記念して、同機能を利用できるローカルマルチプレイゲームのセールも実施。さらに、世界中のストリーマーによるイベントもおこなっている。

Remote Play Togetherは、ローカルマルチプレイゲームをオンラインで楽しめるようにする機能だ。ホストとなるプレイヤーは対応ゲームを起動後、Steamオーバーレイを表示させ、フレンドリスト内の任意のフレンドのプルダウンメニューから「Remote Play Together」を選択。その招待をフレンドが承諾すると、お互い遠く離れた場所にいても一緒に協力・対戦プレイを楽しめる。

ゲームを所有・インストールする必要があるのはホストだけで、招待されたプレイヤーとはSteam Remote Playストリーミング技術にてゲームの映像・音声・操作入力などをやり取りする形だ。そのため、プレイするゲームの対応プラットフォームに関わらず、PC(Windows/Mac/Linux)に加え、「Steam Link」アプリを通じてiOS/Androidデバイスでもゲームに参加可能。最大4人での対戦・協力プレイに対応するが、“理想的な状況“ではさらに多くのプレイヤーが参加できるとのこと。

招待されたフレンド側から見ると、ホストのPCにインターネットを通じてコントローラーを直接接続しているようなイメージである。キーボードとマウスを共有してプレイすることも可能。プレイ中は、ホストはゲーム音量とボイス設定の調整や、キーボードとマウスの共有に対するほかのプレイヤーのアクセスを管理できる。なお、フレンドにはゲーム画面だけが表示され、デスクトップ画面などは表示されない。

冒頭で述べたように、Remote Play Together機能を利用できるローカルマルチプレイゲームのセールがSteamにて開催されている。期間は、日本時間11月26日午前3時まで。ジャンルやテーマごとにカテゴリ分けされており、たとえば4人(あるいはそれ以上)で楽しめる作品としては、キッチンアクションゲーム『Overcooked』が75%オフの420円。パズル協力ゲームでは、日本では『ロロロロ』として知られる『Death Squad』が同じく75%オフの380円だ。

キャンペーンモードを協力プレイできる作品としては、WayForwardが手がけた『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』が15%オフの2626円。リプレイ性の高い協力ゲームでは、ローグライク・リズムアクション『クリプト・オブ・ネクロダンサー』が80%オフの296円。対戦ゲームでは、『Bastion』『Transistor』の開発元が手がけたパーティ型RPG『Pyre』が65%オフの717円などとなっている。

人気のあるマルチプレイタイトルでも、特にインディーゲームではオンラインに対応していない作品は意外と多い。セールページのバナーなどに使用されている『Cuphead』もそのひとつだ。この機会にお安く入手して、Remote Play Togetherを使ってフレンドと一緒にプレイしてみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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