音楽ゲーム『DEEMO』劇場アニメ化、2020年完成予定。ピアノで紡がれる儚い物語が、豪華スタッフにより映像に


ポニーキャニオンは11月16日、ニューヨークで開催中の「ANIME-NYC 2019」にて、音楽ゲーム『DEEMO』の劇場アニメプロジェクトを発表した。2020年に完成予定だという。『DEEMO』はスマートフォンやPS Vita、そしてNintendo Switchなどでリリースされた人気音楽ゲーム。音楽だけでなく、儚いストーリーテリングも特徴の作品が、ついに劇場アニメ化を果たす。

公開された映像では、物語の主役であるDEEMOと少女が出会う場面がCGをまじえて描かれている。『DEEMO』原作の美しいピアノ音も健在。ストーリーは原作に準拠したものであるといい、原作の音楽も劇中には使用されるという。2分程度のPVであるが、オリジナルゲームのエッセンスも残された映像に仕上げられている印象だ。

アニメーションを製作するのはI.Gポート傘下のSignal-MD。「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」、「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」を手がけたスタジオだ。また「進撃の巨人」など数多くのアニメ作品を生み出した歴戦のアニメスタジオProduction I.Gが制作をサポートする。総監督には「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(脚本)」「BLOOD+(監督・シリーズ構成・演出・脚本) 」の藤咲淳一、監督には松下周平を起用。主題歌およびイメージソングは梶浦由記が担当する。スタッフ陣は以下のとおり:

原作:Rayark Inc.「DEEMO」
脚本:藤咲淳一・藤沢文翁
キャラクターデザイン:めばち
イメージボード:吉田ヨシツギ
美術:小倉宏昌
美術設定:吉田大洋
色彩設計:片山由美子
CGアニメーションディレクター:鈴木寛
モデリング スーパーバイザー:今泉隼介
テク二カル ディレクター:田村耕一郎
3DCG制作:ブロス
撮影/グレーディング :江面久/齋藤瑛
編集 :村上義典
音響監督 :明田川仁
音響制作 :マジックカプセル
主題歌:梶浦由記
副監督:平峯義大
監督:松下周平
総監督:藤咲淳一
制作: SIGNAL.MD
Production I.G
製作:ポニーキャニオン

なお『DEEMO』においては、11月21日にPS4向け新作『DEEMO -Reborn-』が発売予定。原作を3Dでフルリメイクする作品だ。オリジナルやリメイク作品を遊びつつ、来年完成する映画を待っておくといいかもしれない。

 

© 2020 Rayark Inc./DEEMO THE MOVIE Production Committee