ミクロ世界のサバイバルゲーム『Grounded』発表。昆虫サイズになった子供達が力を合わせて生き抜く、開発はObsidian

マイクロソフトは11月15日、Obsidian Entertainmentが開発する新作『Grounded』を発表した。本作は、一人称視点の協力サバイバルゲーム。どういうわけか蟻のように小さくなってしまった子供達が、郊外の裏庭を舞台にてサバイバルをおこなう。

マイクロソフトは11月15日、イギリス・ロンドンにてイベント「X019」を開催。この中で、昨年傘下に収めたObsidian Entertainmentが開発する新作『Grounded』を発表した。対応プラットフォームはXbox OneおよびPC(Steam/Microsoft Store)で、2020年春に早期アクセス販売を開始する。

本作は、一人称視点の協力サバイバルゲーム。どういうわけか蟻のように小さくなってしまった子供達が、郊外の裏庭を舞台にてサバイバルをおこなう。本作のキャッチフレーズは「GO BIG OR NEVER GO HOME」とされているため、元どおり大きくなる方法を探して家に帰ることが最終目標になるようだ。

『Grounded』では、普段の何気ない風景のすべてが巨大になった世界にて、プレイヤーは資源を集めてアイテムをクラフトし、拠点も構築する。映像では、草を刈ったり石を砕いたりして得た資源から家を建てたり、道具や武器、防具を作っている様子が見られる。また、本作の世界は複数の環境が組み合わさって構成されており、探索では地上だけでなく、地下の蟻の巣に入ったり、水に潜ることも可能なようだ。そして、この世界ではさまざまな昆虫が文字どおり巨大な脅威となり、クラフトした武器で戦わなければならない。

本作はサンドボックス型のサバイバルゲームであり、どのようなゲーム体験を生み出すのかはプレイヤー次第。通常であれば何てことのない作業も、何もかもが巨大で危険なこの世界では多数の困難が待ち受けるという。なお、本作はソロもしくは最大4人でのオンライン協力プレイが可能。仲間と協力しながらミッションをこなしたり、一緒に探索することができる。

『Grounded』を手がけるObsidian Entertainmentは、『Fallout: New Vegas』や『Pillars of Eternity』シリーズ、そして先日リリースした『The Outer Worlds』など、RPG開発のスペシャリストとして知られるが、本作ではまた新たなジャンルに挑戦する形となった。RPGの新作を期待していたファンにとっては複雑な発表になったようで、上のトレイラーが公開されたYouTubeでの評価はあまり芳しくない。

ただ、イベントX019に登壇した同スタジオのディレクターJosh Sawyer氏によると、本作は現在いくつか手がけているタイトルの内のひとつで、小規模なチームが真に情熱を注いでいるプロジェクトとのこと。また、マイクロソフトに買収される前から開発を始めていたとしているため、親会社の意向で作っている訳でもないそうだ。そして、RPGについては常に同スタジオのDNAにあり、新作については将来発表できるだろうとしている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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