魔女見習いのスローライフRPG『Little Witch in the Woods』開発中。ほのぼのファンタジー世界で暮らし、魔女としての腕を磨く


発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第646回は『Little Witch in the Woods』を紹介する。

韓国・釜山に拠点を置くインディースタジオSUNNY SIDE UPが、魔女見習いとしての生活を楽しめるファンタジーRPG『Little Witch in the Woods』をPC向けに開発中だ。今月11月10日には最新トレイラーを公開している。

本作の舞台となるのは、魔女が存在するファンタジー世界。主人公である魔女見習いの少女エリー(Ellie)は、魔女学校を卒業するために良い成績を収めるべく、森に囲まれた小さな村を訪れ、魔女の家で暮らしながら働くことになる。

村のある森を散策する中ではさまざまな動物と触れ合えるほか、薬草や花を摘んだり、網で虫を捕まえたり、あるいは池で釣りをしたりといったアクティビティを楽しめる。そうして収集した素材はクラフトに使うことが可能。魔女の家には作業台があり、これを使うことでたとえばウサギの毛から糸を紡いだり、特別な花から雫を取り出すなど別のアイテムに変換。さらに、出来たアイテムを組み合わせて魔女の大釜に投入すると、ポーションや調味料を作ることができる。

ポーションの効果は種類によりさまざまで、使い道もさまざまだそうだ。下に掲載した映像では、くすぐりポーションやくしゃみポーション、また静寂ポーションや体力回復ポーションなどが確認できる。本作には、動物などと直接戦うようなバトル要素は存在しないものの、ポーションを使用すれば一時的に痺れさせたり、惹きつけたりすることができるという。

*2019年6月に公開されたトレイラー。先の映像と似たシーンもあるが、ここから開発が進みディテールが加えられていった。

エリーが暮らす魔女の家がある村は、住人は4〜5人だけという小村である。そして、村人たちに話しかけるとイベントが発生し、彼らを助けて良好な関係を築いていくことで村は徐々に発展していくという。時には、村に新たな住民が引っ越してきたり、逆に出て行ってしまうこともある。すべてのNPCに出会い、それぞれのストーリーを体験することは、本作の目的のひとつとなる。夜になると住民が眠りについている様子があるため、昼とはまた異なるイベントが見られそうだ。また、NPCに対して愛情表現をおこなうことで、一生付き合うことになるパートナーと出会えることもあるという。

『Little Witch in the Woods』は、PC向けに2020発売予定。発売前には体験版を配信する可能性があるそうだ。また、将来的なNintendo Switch/PS4向けの移植も検討しているとのことである。