高橋慶太氏新作『Wattam』12月17日リリースへ。『デススト』と同じ「つながり」がテーマのユニークな作品


パブリッシャーAnnapurna Interactiveは11月12日、『Wattam』を2019年12月17日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPS4/PC(Epic Gamesストア)。価格は1780円。ゲームは日本語字幕に対応する。Steamストアページも存在しているが、こちらは1年遅れの2020年12月のリリースになることが予想される。Annapurna Interactiveは、自社タイトルについては国内で販売することがほとんどであり、同作においても同時期でのPS4版国内発売は期待できるだろう。

『Wattam』は、『塊魂』や『のびのびBOY』を手がけた高橋慶太氏が、インディースタジオFunomenaと共に制作する新作。「友情や発見の喜び」をテーマとしたゲームだ。舞台となるのは、全てが失われてしまった世界。悲しみに暮れるメイヤーは、記憶を失っており暗い世界の中一人ぼっちで佇んでいたが、ある時友達と再開し、手を取り合って冒険のたびに出る素晴らしさを思い出していく。本作では、友達を作っていくことが目的であるといい、100以上のユニークなキャラたちがプレイヤーとの友情を育んでいく。寿司に貝殻に便器に、大樹。あらゆるものが友達を欲している。メイヤーの手引きを通じて、踊ったり追いかけあいっこをしたり浮かんだり爆発したりと、楽しい時間を過ごそう。

『Wattam』とは、日本語の輪とタミル語の輪を意味する「vattam」を合わせた造語である。輪やつながりというと、最近では『デス・ストランディング』のキャッチフレーズとなっており、聞き覚えのあるテーマ。その共通点については、高橋氏自身も今年5月から言及していたようで、パブリッシャーやコミュニティもまたネタにしている。まったく異なる系統の作品でありながら似てテーマを持つという点が笑いを誘っているのだろう。SIEの吉田修平氏もまたこのネタに乗っかっている。

なかなかどのようなゲームになるか未知数であるが、高橋氏らしいユニークなゲームになることは間違いないだろう。同作では、どのように「つながり」が描かれるのかが楽しみだ。『Wattam』は、2019年12月17日に発売予定。