『Apex Legends』のチャージライフルが大幅弱体化。拡張マガジンの装備が不可となり、距離によって威力が落ちるように


Respawn Entertainmentは10月26日、『Apex Legends』に向けてチャージライフル弱体化パッチを配布した。10月18日のサーバーパッチにて適用された調整も含め、今回で2度目の弱体化となる。

『Apex Legends』に登場するチャージライフルは、シーズン3「メルトダウン」にて追加されたエネルギー武器だ。無反動、高威力、長い射程距離などを特徴とし、遠距離での戦闘を得意とする。今回の弱体化では、拡張マガジンの装備が不可となり、ベースの弾数は9発から12発に変更。また発射速度が1.1ショット/秒から0.95ショット/秒に低下した。さらに距離が150m地点を超えると威力が減衰するように。これまでチャージライフルは距離に関係なく最大90のダメージを与えることができたが、今回の調整により、すべてヒットさせた場合でも最低30ダメージ(400m地点)まで威力が落ちる仕様となった。

チャージライフルはこれまで、高威力にもかかわらず距離による威力減衰がないことや、ヒットスキャン(即着弾)が可能なことなどから、一部ユーザーからは強すぎるとの声が上がっていた。『Apex Legends』のredditコミュニティ上では、チャージライフルの実装により、ロングボウやG7スカウトなど、他の遠距離武器の必要性が減っているというコメントも。また弱体化を提案するスレッドが複数立ち上げられ、威力の減少を望む声や、リコイルの追加を希望する声など、さまざまな意見が寄せられていた。

そんな中、10月18日に配布されたサーバーパッチにて、初めてチャージライフルに調整が施されたのだ。内容は、1発の射撃に3発の弾薬消費が必要になるというもの。この調整により、チャージライフルの射撃回数は実装当初よりも減少することに。しかし前述したとおり、弱体化を望む声は距離によって減衰しない威力や、ヒットスキャンおよび無反動での射撃が可能な部分に集中していたうえ、弾薬の少なさに関してはマガジンを装着することでカバーできることもあり、根本的な弱体化に繋がっていないのではないかと危惧するユーザーの声もしばしば見られた。

そして今回、チャージライフルは2度目の調整にして初めて、威力や速度など弾数以外の部分に向けて弱体化が施されることとなった。コミュニティ上では「やっとロングボウを使える」との声や、「いい変更だ」との感想が寄せられており、今回の弱体化に対するユーザーからの反応は悪くないようだ。一方で、依然としてダメージが90と高いことや、ヒットスキャンが可能なことから、まだ調整が必要ではないかとの意見も見られる。ただし、実装から日が浅い武器であることや、今回で2度目の弱体化ということもあり、チャージライフルに関しては、今後もこうした声を受けて調整が施されていく可能性が高いだろう。『Apex Legends』においては新イベントのみならず、チャージライフルのこれからにも注目していきたいところだ。