ゲームキューブコントローラ風Joy-Con現る。海外周辺機器メーカーがNintendo Switch向けに発売

中国・深センに拠点を置くゲーム周辺機器メーカーSADESが、まるでゲームキューブコントローラのようなJoy-Con風製品を、Nintendo Switch向けに発売しているようだ。

中国・深センに拠点を置くゲーム周辺機器メーカーSADESが、まるでゲームキューブコントローラのようなJoy-Con風製品を、Nintendo Switch向けに発売している。同社の公式サイトやSNSには一切掲載されていないものの、米国Amazonにて今年9月末から販売が始まっていたようだ。海外メディアGoNintendoが報じている。

上の画像がその製品である。Amazonの販売ページには「Wireless Joy-Con」や「SADES Joy Con (L-R) Wireless Controller」「Switch Remote Controller Gamepad」と複数の名称が羅列されており、どれが正式な製品名なのか分からないが、ともかくJoy-Conの代わりとしてNintendo Switchで使用できるコントローラーである。

十字キーを採用し、大きなAボタンとその周囲にB・Y・Xボタンを配置。八角形のガイドがついた黄色いCスティックに、円状の滑り止めのある左スティック。まさに、ゲームキューブコントローラの特徴をそのままJoy-Con上に再現してしまった製品だ。ちなみにL/R・ZL/ZRは、Joy-Conと同じようなボタン式になっていてトリガーではない。

全体的に丸みを帯びたフォルムも特徴で、Joy-Conよりも厚さがあり、エルゴノミックデザインのグリップであるとされている。ただ、ほかのメーカーのJoy-Con風製品にも似たデザインのものが見られるため、同じODM・OEMメーカーが製造しているのかもしれない。

機能面については、まずNintendo Switch本体とは無線接続となる。HOMEボタンでの起動にも対応するとのこと。本体のレールに装着するための機構が備わっているが、充電はグリップ部に設けられたMicro-USB経由でおこなう形。そしてamiiboを読み取るためのNFCや、振動機能も搭載されている。

また製品概要に記載はないものの、Amazonのレビューによるとジャイロ機能にも対応しているという。一方でモーションIRカメラは搭載しない。そして振動機能については、HD振動のようなハプティック技術ではなく、従来の振動モーターとのこと。

ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ スマブラブラック

『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の発売に合わせて、任天堂からはゲームキューブコントローラが再販され、周辺機器メーカー各社からもゲームキューブコントローラ風の外部コントローラーが多く発売された。また、Joy-Conの代わりとなるコントローラーもいくつか発売されている。今回SADESが発売した“ゲームキューブ風Joy-Con”は、それらのいいとこ取りをしたような形だ。そのデザインもさることながら、NFCや振動機能、ジャイロを搭載している点では、多くの他社製品よりも高機能と言えるだろう。

本製品は、米国Amazonでは59.99ドル(約6500円)で販売中。ただ、日本への発送は対応していない模様である。また無線を使用しており、おそらく技適は取得していないであろうことから、残念ながら日本で使うのはなかなか難しそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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