スチームパンクファンタジー戦術ゲーム『Iron Danger』2020年前半にSteamで発売へ。時間を巻き戻し、さまざまな戦略を試せ

Daedalic Entertainmentは10月15日、フィンランドのインディースタジオAction Squad Studiosと提携し、同スタジオが開発中の戦術コンバットゲーム『Iron Danger』を2020年前半に発売すると発表した。

パブリッシャーのDaedalic Entertainmentは10月15日、フィンランドのインディースタジオAction Squad Studiosと提携し、同スタジオが開発中の戦術コンバットゲーム『Iron Danger』を2020年前半に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページによると日本語表示にも対応するようだ。

『Iron Danger』の舞台となるのは、生き神や鋼のモンスターが存在するスチームパンク・ファンタジーの世界。カレヴァラと呼ばれる町に暮らす人間は、神に反抗しながら周囲の町や環境を守っている。しかし、魔女クィーンが北の極寒の地から軍隊を引き連れ、カレヴァラへの侵攻を開始。さらに、この世界を人間から奪い返すため、かつて神々が暮らしていた土地が復活し、忘れられていた強烈なパワーが蘇ろうとしていた。主人公である村の女性「キプナ」は、時間と生死を操る古代のパワーを使い、人類を守るために戦う。

本作の大きな特徴は、そのキプナの能力にあると言えるだろう。基本的にはターン制バトルとなっているが、「時間マニュピレーション」と呼ばれるシステムが用意されており、バトルでは最大5秒間だけ時間を巻き戻すことが可能。画面下に表示されたタイムラインにて、すべてのキャラクターのアクションが時系列で可視化され、リアルタイムでの判断も求められる。

バトルにおいては、たとえば敵に火を放ち畑に蹴り飛ばして丸焦げにするなど、周囲の環境を利用して追加ダメージを与えたり、仲間のキャラクターと連携を取ることで、より効果的に戦うことができる。時間マニュピレーションを利用すれば、ミッションに合わせてさまざまな戦略を、パズルをこなすように試すことができるわけだ。

本作では、レベル上げの作業を最小化したいという開発方針のもと、経験値やキャラクターのレベルといった要素は排除された。その代わり、アドベンチャーレベルという概念を導入し、物語の進行に合わせてレベルアップ。その度に、いくつか用意されたスキルやスキルのアップグレードから自由に選択して獲得できるという。スキルはかなり多くの種類が用意されるようだ。

『Iron Danger』では、キャラクターの成長とストーリーが密接に関わるため、すべてのバトルが重要になってくることだろう。また、冒険をおこなう中では壮大なボスとのバトルも待っている。ゲームのボリュームとしては15時間以上を予定しているとのことである

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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