チェルノブイリ・サバイバルホラー『Chernobylite』Steamにて早期アクセス販売開始。3Dスキャンで再現された原発事故現場に足を踏み入れる
ポーランドのデベロッパーThe Farm 51は10月16日、現在開発中の『Chernobylite』について、Steamでの早期アクセス販売を開始した。価格は3300円。本作は、1986年に発生したチェルノブイリ原子力発電所の事故をテーマにしたSFサバイバルホラーゲームだ。現地を再現したマップは、3Dスキャンによるフォトグラメトリ技術にてリアルに表現されている。
『Chernobylite』の主人公は、かつてチェルノブイリ原子力発電所にて働いていた物理学者。原発事故が発生した際に恋人が失踪し、それから30年経っても立ち直れないでいたが、過去と向き合い失踪の謎を突き止めるためチェルノブイリの立入禁止区域へと向かう。
本作では、メインミッションを通じてストーリーを追う傍ら、汚染地域でのサバイバルをおこなう。サバイバルにおいては、分析ツールを活用して放射線量を計測しながら、探索にて資源や食料を確保。クラフトシステムも用意されており、医薬品や弾薬などのアイテムのほか、拠点の構築要素もある。チェルノブイリにはStalkerと呼ばれる人々がおり、敵として戦うこともあれば、リクルートして仲間にすることも可能。ただし、NPCはそれぞれ個性と共に目的も持っており、どのような理由で仲間になったのか、信頼できる人物かどうかは分からないという。
またメインミッションとは別に、何度でもプレイできるサブミッションや、ランダムイベントが発生することも。一方メインミッションでは、ゲーム内世界に大きな影響を及ぼす選択を求められることもあるという。さらに、この汚染された世界にはStalkerだけでなく、謎の生命体や超常現象の脅威も存在する。
今回の早期アクセス開始時点では、3つの広大なオープンワールドのロケーションと共に、8時間分のメインミッションが用意される。そして開発を進める中で、新たなミッションやロケーション、キャラクター、装備などを追加していくとのこと。エンディングも、最終的には複数用意し、リプレイ性を高めるとしている。
早期アクセス期間は10〜14か月の予定。対応言語も追加していく予定とされているが、現時点では日本語についての具体的な言及はない。ただ開発元The Farm 51は、「and more」とさらに多くの言語をサポートする考えを示しているため、いずれ対応することを期待したい。