日本時間10月16日、『リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)』の開発で知られるRiot Gamesは、その10周年を記念するイベント「Riot Pls」にて『Project L』(仮称)と呼ばれる対戦格闘ゲームを発表した。
Riot Gamesが格闘ゲームの開発に取り組んでいるということはEVO 2019にてRadiant EntertainmentのTom Cannon氏によって示唆されていた。Radiant Entertainmentは『Rising Thunder』という格闘ゲームタイトルを開発したスタジオで、3年ほど前にRiot Gamesにより買収されている(関連記事)。これらのスタッフが今回の『Project L』に関わっている可能性は高そうだ。
「Riot Pls」で公開された映像では、カタリナ、ジンクス、ジェイス、アーリと言った『League of Legends』でおなじみのチャンピオン達の姿が見られた。Riot Gamesは今回の発表で多くのゲームの情報を公開しているものの、どのゲームにも「ルーンテラ」という『League of Legends』と共通する世界観・設定を利用しているようだ。
『League of Legends』プレイヤーと格闘ゲームプレイヤー、どちらも満足できる作品に仕上げるとして開発されている『Project L』だが、まだまだ完成には時間を要するとのこと。今回の情報公開もスニークピークと言った感じで、ライブストリームでは「今回の発表の後はしばらくまた情報のない期間が続くので、近いうちの続報には期待しないでほしい。ただ、着々と開発は進んでいる」と語られていた。
格闘ゲームは開発に多くのノウハウを必要とすることもあり、マイナーな野心作こそぽつぽつと出てきたものの基本的には一部のメーカーの作品のみがメジャータイトルとしてプレイされる傾向があった。Riot Gamesが格闘ゲームに参入することは、ジャンルにとっては大きな刺激となるかもしれない。気長に続報を待ちたいところだ。