ゲームフリークは10月11日、『リトルタウンヒーロー』についての新映像を公開した。本作は、10月17日に発売予定のNintendo Switch向けダウンロード専用タイトル。価格は2750円(税込)。9月におこなわれたNintendo Directで発表され、第3弾となる今回の映像は、『リトルタウンヒーロー』におけるバトルシステムや、その魅力を紹介する動画となっている。なお本作はニンテンドーeショップにて、あらかじめダウンロードが実施中だ。
『リトルタウンヒーロー』は、『ポケットモンスター』シリーズ開発元のゲームフリークが手がける完全新作RPG。舞台となるのは、街はずれにある小さな村。この村では、外の世界に出向くことは禁じられており、唯一外界に通じる道もお城によって守られている。主人公のピッケルは、いつか外の世界を見てみたいと憧れを抱きつつも、村人たちとともに平穏に暮らしていた。するとある日、突如「マモノ」が村を襲来。村の平和は一瞬にして脅かされてしまう。そんな中、ピッケルは赤色に輝く不思議な石を拾い、マモノに対抗できる強力なパワーを手にする。ピッケルは親友のシプーや、ネズといった仲間たちとともに、マモノ退治に挑むこととなる。そして不思議な石や、マモノの秘密を解き明かしていくのだ。
『リトルタウンヒーロー』にて展開されるマモノとのバトルでは、アイデアを武器として用いることになる。ひらめいたアイデアをぶつけて、マモノのアイデアをブレイクするのだ。アイデアのカギとなるのは「フワット」と「ガチット」の存在。思い浮かんだばかりのアイデアは「フワット」している。この状態では武器として使用できない。使える状態にするには「キリョク」を消費してアイデアを「ガチット」にしよう。「ガチット」に変化させることで初めてマモノへの攻撃が可能となる。またアイデアには、攻撃/防御/特殊な効果をもつアイデアと、3つのタイプが用意されている。ただし、ピッケルがもつアイデアの数は限られており、アイデアが切れる前に勝負をつけなければならない。戦闘を有利に進めるには、アイデアのブレイクを防ぎ、武器を再利用することも重要となるようだ。
次に重要となる要素は、仲間のサポート。ピッケルが旅するマップ上には、冒険の助けとなる人物が点在している。幼馴染でいたずらっ子のネズ、同じく幼馴染でいつも明るい少女シプー、主人公の頼れる母ユウ、道具店の一人娘ミニィ、主人公のライバルであり良き友マトックなど、個性豊かな仲間たちが。マモノに攻撃を与えたり、「キリョク」を回復したりと、さまざまなサポートをおこなうようだ。さらに、マップ上には大砲などのギミックも設置されている。ギミックを用いることでも、戦況を有利に運ぶことが可能とのこと。仲間やギミックを発見して上手く活用していこう。
最後に紹介する要素は、アイデアの強化だ。『リトルタウンヒーロー』ではバトルに勝利、もしくはクエストを完了することで「ヒラメキ」と呼ばれるポイントを獲得できる。ヒラメキを消費することでアイデアの強化が可能。強化の仕方で戦い方も変化するという。どのようにアイデアを強化していくのかはプレイヤー次第。強化を重ねて、より強大なマモノに立ち向かうのだ。
以上の要素が『リトルタウンヒーロー』におけるバトルの魅力となっている。アイデアを武器にするユニーク性や、3種のアイデアを駆使した戦略性により、シンプルかつ奥深い戦闘が楽しめそうだ。また、温かみのある世界観や、『UNDERTALE』のToby Fox氏が制作に携わるゲーム内楽曲などにも注目していきたい。なお新映像の公開にあわせて、ポケモンカードチャンネルのポニータ石井氏による最速実況プレイも公開されている。気になる方はこちらも要チェック。また、10月16日23時から配信予定の「ゲームフリークひみつきち」30周年記念生特番では、本作のさらなる詳細が明かされるとのこと。